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所長挨拶この4月1日に所長に任命された湯本貴和です。所長就任にあたり、ひとことご挨拶を申し上げます。 霊長類研究所は1967年に創立され、来年2017年6月に創立50周年を迎えることになります。「ヒトとは何か」あるいは「ヒトはどこから来て、どこに向かうのか」という、わたしたち人類にとって不滅の課題を総合的に研究する国内唯一の研究所です。霊長類研究所では、この課題に「くらし・からだ・こころ・ゲノム」のさまざまな専門領域からアプローチしており、2010年度に共同利用・共同研究拠点として承認され、「霊長類学総合研究拠点」として研究教育活動を推進しています。 霊長類研究所所員は、日本をはじめとしたアフリカやアジア、南米の野生霊長類の生態・行動の調査、現生霊長類および化石霊長類の形態や各器官の機能の高度解析、飼育下あるいは野生霊長類の比較認知科学的な実験、遺伝子導入や脳機能イメージングなどの先端技術を駆使した神経細胞や神経回路の解析、細胞・ゲノムレベルでの霊長類の感覚系・脳神経系などの進化や多様性の解析など、さまざまな分野でフィールドや実験室、さらにその両者を組み合わせた共同研究と、それに関連した教育活動、あるいは研究教育の事務的・技術的な支援を行っています。 霊長類研究所では、現在13 種約1200個体のヒト以外の霊長類を飼育しており、共同利用・共同研究拠点における重要な研究リソースとして国内外の研究者が利用できるように努めています。また、京都大学の国際化戦略を先取りするかたちで、2010年度より国際共同先端研究センターを発足させて、春秋2回の国際入試を行い、現在大学院生の約3割が日本国籍以外の国際交流学生、研究員の約4割が国際交流研究員となっています。 このように霊長類研究所が50年の伝統を踏まえて、さらに革新的な研究と教育を進めていくことで、霊長類学のアジアあるいは世界の中核研究所としての役割を果すべく、研究教育活動とそのサポートに邁進する所存です。関係者のみなさまのご支援とご協力を改めてお願いいたします。 平成28年4月1日
以前の所長挨拶
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