English report
AS-HOPE 事業報告
事業番号:AS-24-020
American Society of Human Genetics 年次会議への参加及びポスター発表
報告者:原 暢
期間:2012/11/5 - 2012/11/11
アメリカ人類遺伝学会 (ASHG)の年次会議は世界最大規模の研究会議で、シンポジウム, 口頭発表、ポスター発表と合わせて4000近い演題の発表が行われる。この会議への参加は世界の研究の流れや最新の研究成果、最新の遺伝子・ゲノム解析などの方法を知るために重要である。そのため、本学術集会に参加することは、関連する最新の研究成果を見聞するとともに、自分自身の研究成果を第一線の研究者達と議論し、今後の研究方向を定め、推進する上で大きな意義があると考えられる。
カリフォルニアにて開催された第62回アメリカ人類遺伝学会年次会議において、「Possible genomic impact of SVA retrotransposon in humans similar to that in gibbons.」というタイトルでポスター発表を行った。内容は、西フーロックテナガザルのセントロメアでヒト上科特異的な転移因子が増幅していることの報告である。発表の際には様々な研究者と有意義な議論を行うことができ、それに加えて、他の研究者による転移因子やセントロメアなどに関する研究を見聞し、最新の知見を得ることができた。特に、Duncan Odom 博士 (キャンサー・リサーチUK)による転移因子と転写因子の関連に関する発表は、転移因子の研究動向として大変重要なものであった。また、遺伝学教育に関する発表もあり、様々な面で有益な情報を得ることができた。
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