English report
AS-HOPE 事業報告
事業番号:AS-22-G001
霊長類をみるケニアの野外学校に参加するため
報告者:仲澤 伸子
期間:2010/07/31 - 2010/08/29
アフリカの中でも、ケニアは特にその生息地の多様性から並はずれた野生動物の多様性を誇っている。ケニアの様々な生息地を経験し、霊長類の野外研究の使用を皮切りに生物多様性に対する理解を得るため、また各地の野生動物の保全に関する問題や、革新的な解決法を学ぶために、ケニアでの研究を必要とする。また、霊長類の調査法、社会行動や生息地利用法について学び、動物の同定、走査を介した時間分析、個体追跡記録法、生息地利用の測定法を実践するためにも必要とする。
ムギ牧場では、朝と夕にゲームドライブを行い、野生動物を観察した。また、ケニアの地形、民族、気候、植生、生物の相互作用についての講義を受けた。サイ保護区では、黒サイと白サイの違いや、レンジャーの仕事について学習した。ンパラ研究所では、科学的研究方についての講義を受けた。ウィリアム・ホールデン教育施設では、その施設がどのように水や動物の糞を再利用しているかについての講義を受けた。チンパンジー保護区では、チンパンジーが食用肉として売られていたことや、保護されたチンパンジーは人間によってとてもひどい環境下で飼育されたり、捕らわれていたことを知った。ターナ川では、ターナ川市議会とターナ川霊長類自然保護団体の間の衝突について学習した。また、時間分析、個体追跡記録法、植生について学び、実際にキイロヒヒについて研究計画をたて、実行した。モンバサでは、コロブス保全団体を訪問し、コロブスが人間と共存することでどのような脅威にさらされているのかについて学んだ。
Group photo
Game drive in Mugie Ranch
AS-HOPE Project<>
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