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京都大学霊長類研究所 年報

Vol.40 2009年度の活動

ITP-HOPE

若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP-HOPE事業)

 本事業の正式の和文名称は「人類進化の霊長類的起源の解明に向けた若手研究者育成国際プログラムHOPE」,英文名称は「International Training Program for Young Researchers: Primate Origins of Human Evolution (HOPE)」で,略称をITP-HOPE事業とした.

 本事業の略称であるHOPEとは,「人間の進化の霊長類的起源」を意味する英文題名Primate Origins of Human Evolutionの頭文字のアナグラムである.人間の本性の進化的起源を,こころ(認知科学・脳科学),からだ(形態学・古生物学),くらし(社会学・生態学),ゲノム(分子生物学・生理学)の4つの領域の研究を交差させた総合的な研究によって解明する.

 人間は,他の生命と同様に,進化の産物である.HOPEは,「人間とは何か」を探る研究であり,人間という動物の進化の歴史を知る研究だといえる.そのためには,進化における相同と相似の問題があり,絶滅種を含め,人間とそれ以外の多様な種の研究が不可欠である.現生の動物種のなかには,近年,絶滅の危機にさらされているものも多い.そのため研究対象動物の野生保全研究と動物福祉研究もあわせて推進する.

 HOPEは,2004年3月に日本学術振興会の先端研究拠点事業の採択第1号として始まった.この第1期の事業を,先端研究拠点事業HOPEと呼ぶ.このたび,その継続として2009年度から2013年度まで新たに5年間,同会の「若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)」として採用されることになった.HOPE事業は合計で10年間の事業だといえる.欧米のパートナー機関および調査地にあたるアジア・アフリカのパートナー機関との密接な連携のもと以下の3つのプログラムを実施する.(1) 「研究機関交流教育プログラム」:若手研究者が欧米のパートナー機関に滞在し,そこに在籍する著名な研究者の指導を受けつつ,さまざまな共同研究をおこなう,(2) 「共同野外調査プログラム」:若手研究者が,欧米パートナー機関および現地パートナー機関の研究者たちと共同して,野外研究をおこなう,そして(3) 「隔年国際ワークショップ」:本事業の研究成果を共有し,さらに秀でた成果をあげている世界の研究者を集めてその方法論と成果を学ぶために,国際ワークショップを日本と海外で交互に開催する.これらのプログラムの実施を通して,海外を舞台として活躍できる次世代の若手研究者を育成することが本事業の主たる目的である.

 霊長類研究所(PRI)は,2009年4月に新たな附属研究施設として「国際共同先端研究センター(CICASP)」を発足させた.同センターが主体となってこのITP-HOPE事業を推進する.また,協力する学内部局として,霊長類研究所が母体となって2008年4月に創立した京都大学野生動物研究センター(WRC)がある.

 日本学術振興会は,平成19年度より「若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)」を実施している.我が国の大学院学生(博士課程,修士課程),ポスドク,助教等の若手研究者が海外で活躍・研鑽する機会の充実強化を目指すものだ. この目的達成のため,本事業は,我が国の大学が,一つないし複数の海外パートナー機関(大学,研究機関,企業等)と組織的に連携し,若手研究者が海外において一定期間教育研究活動に参加する機会を提供することを支援している.原則として2か月以上の海外派遣のプログラムである(http://www.jsps.go.jp/j-itp/).

 ITP-HOPE事業運営体制は,霊長類研究所と野生動物研究センターの教授ならびに准教授の全員とした.平成21年度は,以下のとおりである.霊長類研究所は,松沢哲郎,渡邊邦夫,平井啓久,古市剛史,高井正成,正高信男,古賀章彦,濱田穣,高田昌彦,中村克樹,明里宏文,川本芳,マイケル・ハフマン,友永雅己,大石高生,松井智子,鈴木樹理,今井啓雄,宮地重弘,西村剛,半谷吾郎,伊谷原一,幸島司郎,村山美穂,杉浦秀樹,田中正之,中村美知夫,タチアナ・ハムル.担当職員は,小倉一夫(事務長),細川明宏(総務掛長),新野正人(研究助成掛長),河田友彦(会計掛長)である.
ITP-HOPE事業の目標は以下のとおりである.

 霊長類研究所は,霊長類研究における国内唯一のセンターとして,また国際的な研究拠点としての役割を果たしてきた.現在霊長類研究所は,4大部門(進化系統行動神経,社会生態,分子生理)と,1付属施設(人類進化モデル研究センター)から成っており,教員約40名の指導のもと,多数の大学院生,共同利用研究員,外国人研究者と共同研究が進められている.また約20種類800個体のサル類を飼育保有しており,社会生態学だけではなく,ゲノムや脳やその他の視点から,さまざまな実験的研究も推進している.こうした総合的な視点から「人類進化(ホミニゼーション)」を研究している機関は,国際的にみても類例がない.京都大学霊長類研究所の研究は,そのカバーする研究領域の広さと総合性において他を凌駕しており,現在ならびに将来にわたって,霊長類学のインターナショナルセンターとしての役割をはたすことが国内外において強く期待されている.

 こういった研究をさらに発展させ,日本の霊長類学の世界におけるリーダーシップをより強固にするために,すでに平成16年度から20年度まで,日本学術振興会先端研究拠点事業HOPEプロジェクト(「人間の進化の霊長類的起源」の研究)によって,欧米で核となって霊長類学を推進する4つのパートナー機関との間で相互訪問や共同研究を行い,その成果を公表するための国際シンポジウムを日本で毎年開催してきた.この先端研究拠点事業HOPEにより,これまで心理学,形態学,生態学,行動学,遺伝学等の各分野でやや拡散気味に独自の進展を遂げてきた研究成果が,人間性の起源を探る霊長類学という学問として再統合され,学際的な様々な発見や視点を生み出してきた.

 ITP-HOPE事業は,先端研究拠点事業HOPEの後継であり,その流れをくむ若手研究員を育成し,この分野の研究と日本のリーダーシップをさらに発展させようとするものである.また,霊長類研究を基盤に,それを霊長類以外の野生動物の研究に拡大しようというものである.先端研究拠点事業HOPEのプログラムで築いてきた欧米4協力機関との連携を保ちつつ,さらに霊長類の生息する発展途上国の現地協力機関を加え,その橋渡しの役割を担っていこうとするのもITP-HOPE事業の大きな特徴である.これにより,日本だけでなく多くの国の若手研究者を育成することができる.また,そういった役割を担うことで,日本の若手研究者に国際的な場における組織力,指導力,責任感などを養ってもらうことが期待できる.

 2004年3月に始まり2008年度末まで続いた先端研究拠点事業HOPEと,若手インターナショナル・トレーニング・プログラムITP-HOPEの相違は以下の4点に要約できる.①霊長類研究だけでなく,それを基盤とした多様な野生動物を対象にして,より広い視野から人類進化の霊長類的起源を考える.②そのために,野生動物研究センターとの共同事業とした.逆に,先端研究拠点HOPE事業では全国の京大以外の研究機関や部局の研究者が参加できたが,若手インターナショナル・トレーニング・プログラムのもつ制約のために,霊長類研究所と野生動物研究センターの若手研究者のみを支援対象とせざるを得なかった.③先進国との連携だけなく,アジア・アフリカ等の発展途上国との国際連携をめざす.④原則として2か月以上の比較的長期の渡航に限られる.また,若手研究者のみが対象なので,教授・准教授の派遣は原則としてできない.

 平成21年度(2009年度)の目標達成状況の概要は以下の通りである.

 平成21年度は,15件の若手研究者を長期に海外に派遣することができた.連携先の研究機関との密接な協力の賜物である.内訳では,若手研究者の比率は,男性8人,女性7人である.霊長類学・野生動物研究の特徴として,女性研究者の著しい台頭があげられる.その意味で,今回の男女ほぼ同数という派遣は,まさにその象徴であり,学問としての健全さの証左でもある.また,野外研究と実験室研究の比が,これも8:7になった.つまり,フィールドワークもするし,ラボのしごともする.これまた健全な学問が次世代で展開する兆しと高く評価できるだろう.さらにまた,こうした若手研究者の研究を支えるものとして,4回で合計延べ人数16名の教職員の派遣をおこなった.特記すべきは,そのうちの6人が事務職員だということである.日本の国際貢献,世界に伍した研究には,もちろん若手研究者を含めた研究者自身の努力が欠かせないが,そうした営為を陰で支えてくれる事務職員の努力が必須である.欧米ではそうした技術職員・事務職員のサポートが手厚いが,日本ではなかなかそれが実現しない.今回,明確な意識をもって事務職員を海外に派遣し,それによって連携協定書(MoU)の締結や連携がひじょうにスムースに展開した.「計画立案―海外派遣―成果とりまとめーホームページ上での公開」というHOPE事業の一連の事業を起承転結のかたちで遅滞無く展開することができた.以上のように,ITP-HOPE事業は,平成21年度は上々の滑り出しを見せたといっても過言ではない.当初に構想していた目標は達成できた.唯一残された課題は,さらに長期にわたるかつての在外研究員制度のような1年程度の「留学」というかたちの海外研修を実施することである.本事業あるいは他の競争的資金によって実現すべき来年度以降の課題にしたい.

 平成21年度(2009年度)の15名の派遣実績の概要は以下の通りである.実験室と野外の双方で,霊長類の研究と野生保全生物の研究の双方を推進した.以下に,派遣の順番をおってその成果の概要を述べる.

 坂巻哲也は,コンゴの熱帯林で野生のボノボの調査をおこなった.人間はホモ属サピエンス人1種しか生き残っていないが,パン属はチンパンジーとボノボの2種が生きている.これまでチンパンジーの研究だけが注目を集めてきただが,ボノボの研究がすすめば,新しい人間の進化の道筋が解明されるだろう.
藤澤道子は,ギニアの老齢チンパンジーに焦点をあてることで,チンパンジーにも老眼があることを発見した.人間の老化を考える上で,野外研究から導かれた貴重な発見である.
郷康広は,ドイツのマックスプランク進化人類学研究所で,スバンテ・ペーボ博士の指導を受け,霊長類の感覚遺伝子の進化の研究について研鑽を積んだ.

 鄕もえは,ドイツのマックスプランク進化人類学研究所で,クリストフ・ボッシュ博士の指導を受けて,アフリカの熱帯林で混群をつくるオナガザル類の社会構造の研究を論文にまとめた.異なる種が平和共存するようすの解明は,霊長類社会のしくみについての重要な示唆を与えるだろう.

 クリストファー・マーチンは,チンパンジー2個体の協力行動に関する実験的な分析をおこなった.その研究成果をもとにペンシルバニア大学等の社会科学者と交流して,ゲーム理論など日本では未開拓の領域からの解釈について学んだ.その成果をもとに,論文を書き上げて投稿中である.

 松田一希は,マレーシア・サバ州のキナバタンガン川流域のテングザルの群れについてその社会生態の長期継続調査をおこなっている.すでに数十キロメートルに及ぶ調査路を切り開いて定期巡回することで,森の果実の量などの定量的な資料を集めるとともに,それと遊動との関係を解明しつつある.

 山梨裕美は,アフリカのギニアの野生チンパンジーの活動周期を調べる野外調査をおこなった.すでに飼育下でのチンパンジーの活動時間配分の調査があるので,それをつきあわせることで,動物福祉の立場にたった環境エンリッチメンとの科学的研究を推進している.これまで動物園等での環境エンリッチメントの取り組みはあるが,いずれも科学としての用件をみたしているとは言いがたい.山梨の研究は,わが国で最初の科学的な研究として,環境エンリッチメントの試みに大きく寄与するだろう.

 森村成樹は,アフリカのギニアの野生チンパンジーの分断された生息地をつなぐ「緑の回廊」計画に従事した.新たにサバンナに苗床を作る方式を試み,それらの位置をGPSで記録して,樹木の成長過程を縦断的に追うプロジェクトに着手した.

 飯田恵理子は,東アフリカのタンザニアを調査地として,野生の小型哺乳類の生態調査を開始した.これまでそうした広域で広い対象の研究がないので,基礎的な研究としてきわめて重要だ.

 安井早紀は,ライプニッツ野生動物研究所とマックスプランク進化人類学研究所で,野生動物のゲノム解析の手法について学んだ.

 伊藤毅は,化石霊長類の研究をおこなった.それにはスミソニアン自然史博物館や,フィールド博物館や,ハーバード大学のピーボディー博物館など各地の研究施設が保管する化石標本を,実際に見て,実地に計測する必要がある.そうした地道な研究を遂行することができた.成果のとりまとめをしているが,人間を含めた霊長類の進化の道筋についての解明の糸口を提供するだろう.

 岸尚代は,ライプニッツ野生動物研究所等で,家畜も視野に入れつつ野生動物のゲノム解析の手法について学んできた.

 松井淳は,ケンブリッジ大学で,ゲノム配列のコンピュータ解析すなわちゲノム情報学についての研鑽をしてきた.

 辻大和は,野生ニホンザル研究のエキスパートだが,初めて東アフリカのウガンダのカリンズ森林に行って,野生チンパンジーの社会生態の研究をおこなった.

 松川あおいは,ボルネオで夜行性の哺乳類の行動をトラップカメラで捉えるという新しい行動研究を展開した.幸いにも撮影に成功し,これまで知られていない夜行性の動物の生態が解明されつつある.

 こうした個別の海外派遣に加えて,今年度の事業として,タイ,ドイツ,韓国,マレーシアで国際集会をもった.①タイのチュランロンコン大学(対応者:スチンダ・マライヴィジットノン,Malaivijitnond Schinda))で,2009年11月19-22日に開催された,東南アジア霊長類研究の集会に教職員を派遣して,東南アジアの研究連携体制を構築することができた.②ドイツのゲッティンゲン(対応者:ピーター・カペラー,Peter Kappeler)で,2009年12月8-11日に開催された,長期にわたる霊長類の野外研究調査基地の集会で,日本のプレゼンスを高めた.これと並行して,ドイツ霊長類センターと情報交換をおこなった.日独連携を核として,世界の霊長類センター間のグローバルネットワークづくりの構想が進行している.③韓国のソウル大学ならびに梨花女子大学(対応者:ジェイ・チェ,Jae Choe)を提携先としてソウル動物園とのつながりができて,野生動物保全に関する日韓の連携が進んだ.④マレーシア・サバ大学(対応者:ヘンリー・ベルナルド,Henry Bernard)とサバ財団を窓口として,マレーシア,ボルネオのダナムバレーに調査基地を建設して野生オランウータン等の長期継続研究を発展させた.それとともに,マレーシア・サバ大学を訪問して研究協力を強固なものにした.なお,これらの国際集会に事務職員を派遣して,連携協定書(MoU)の締結をはじめとする事務作業にあたってもらうとともに,海外の現場体験をさせた.こうした努力が,若手研究者の海外派遣の土台をさらに強固なものとし,若手研究者の創意工夫とあいまって,ユニークな研究に結実すると期待される.

以下に,各事業ごとに目的地ならびに派遣期間等の情報を付する.

平成21年度の各事業とその概要

平成21年度の各事業内容を以下に列挙する.なお,各事業の詳細については,ITP-HOPE事業のインターネット・サイト上で,和文・英文の双方で報告しているので参照されたい.http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/hope/

2009年度参加者一覧

事業番号1
松田一希(霊長類研・研究員)
テングザルの社会・生態研究-全雄群に着目して-
マレーシア
2009年8月16日~12月15日

事業番号2
郷 康広(理学研究科・グローバルCOE特定助教)
霊長類における比較ゲノム・比較トランスクリプトーム解析
ドイツ
2009年7月29日~10月2日

事業番号3
藤澤道子(野生動物研究センター・寄附部門特定助教)
野生チンパンジーの老化にともなう身体機能・社会的役割の変化を観察する
ギニア
2009年6月23日~9月16日

事業番号4
山梨裕美(霊長類研・大学院生)
野生チンパンジーのエソグラムと,活動時間配分
ギニア・フランス・オランダ
2009年8月17日~10月28日

事業番号5
辻 大和(霊長類研・助教)
ウガンダ共和国・カリンズ森林に生息するオナガザル類の採食生態の調査
ウガンダ
2009年10月25日~2010年1月24日

事業番号6
松井 淳(霊長類研・グローバルCOE研究員)
霊長類におけるミトコンドリア電子伝達系タンパク質の進化的研究
イギリス
2009年10月5日~2010年2月27日

事業番号7
坂巻哲也(霊長類研・研究員)
野生ボノボにおける順位序列の多様性と社会変動との関係の解明
コンゴ
2009年6月17日~12月7日

事業番号8
Christpher Flynn Martin(霊長類研・大学院生)
Chimpanzee Behavioral Game Theory
アメリカ
2009年8月5日~2010年1月8日

事業番号9
森村成樹(野生動物研究センター・助教)
野生動物の福祉に関する行動学的研究
ギニア
2009年9月5日~11月29日

事業番号10
松川あおい(野生動物研究センター・大学院生)
ヤマアラシ類を中心とした熱帯雨林の林床に生息する哺乳類に関する研究
マレーシア
2010年1月22日~3月27日

事業番号11
岸 尚代(野生動物研究センター・大学院生)
野生動物の家畜化および人間活動への影響解明のための,ヨーロッパオオカミの生態と遺伝子多様性解析に関する研究
イタリア・ドイツ
2009年10月4日~12月6日

事業番号12
飯田恵理子(野生動物研究センター・大学院生)
疎開林に棲息する野生動物の行動と生態に関する研究
タンザニア
2009年8月26日~12月21日

事業番号13
安井早紀(野生動物研究センター・大学院生)
ゾウの遺伝子解析による行動,生態に関する研究
ドイツ
2009年9月20日~11月21日

事業番号14
伊藤 毅(霊長類研・大学院生)
頭骨形態の進化機構の解明
アメリカ
2009年10月1日~11月30日

事業番号15
鄕 もえ(霊長類研・大学院生)
霊長類の混群形成に関する社会生態学的研究
ドイツ
2009年7月29日~10月2日

事業番号S-1
  マイク・ハフマン(霊長類研・准教授)
  The 3rd International Congress on the Future of Animal Research参加
  タイ
  2009年11月18日~11月24日

事業番号S-2
   小倉一夫(霊長類研・事務長)
   The 3rd International Congress on the Future of Animal Research参加
   タイ
   2009年11月18日~11月23日

事業番号S-3
   古市剛史(霊長類研・教授)
   Long-term field studies of primates参加
   ドイツ
   2009年12月8日~12月12日

事業番号S-4
   伊谷原一(野生動物研究センター・教授)
   Long-term field studies of primates参加
   ドイツ
   2009年12月7日~12月11日

事業番号S-5
   中村美知夫(野生動物研究センター・准教授)
   Long-term field studies of primates参加
   ドイツ
   2009年12月7日~12月11日

事業番号S-6
   新野正人(霊長類研・専門職員)
   Long-term field studies of primates参加
   マックスプランク進化人類学研究所訪問
   ドイツ
   2009年12月7日~12月15日

事業番号S-7
   松沢哲郎(霊長類研・教授)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   マレーシア・サバ大学訪問
   マレーシア
   2010年2月15日~2月20日

事業番号S-8
   伊谷原一(野生動物研究センター・教授)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   マレーシア・サバ大学訪問
   マレーシア
   2010年2月15日~2月20日

事業番号S-9
   幸島司郎(野生動物研究センター・教授)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   マレーシア・サバ大学訪問
   マレーシア
   2010年2月17日~2月22日

事業番号S-10
   小倉一夫(霊長類研・事務長)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   マレーシア・サバ大学訪問
   マレーシア
   2010年2月15日~2月20日

事業番号S-11
   細川明宏(霊長類研・専門職員)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   マレーシア・サバ大学訪問
   マレーシア
   2010年2月15日~2月20日

事業番号S-12
   新野正人(霊長類研・専門職員)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   マレーシア・サバ大学訪問
   マレーシア
   2010年2月15日~2月20日

事業番号S-13
   田中正之(野生動物研究センター・准教授)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   セピロクオランウータンリハビリテーションセンター訪問
   マレーシア
   2010年2月28日~3月3日

事業番号S-14
   河田友彦(霊長類研・専門職員)
   ダナムバレー森林保護区フィールド調査地実態調査
   セピロクオランウータンリハビリテーションセンター訪問
   マレーシア
   2010年2月28日~3月3日

事業番号S-15
   友永雅己(霊長類研・准教授)
   ソウル動物園,梨花女子大学訪問
   韓国
   2010年3月13日~3月15日 

事業番号S-16
   古市剛史(霊長類研・教授)
   コンゴ科学研究省訪問
   コンゴ
   2010年3月22日~3月28日

(文責:松沢哲郎)

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