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GAIN(大型類人猿情報ネットワーク)

GAIN(ゲイン、と発音する)は、「大型類人猿情報ネットワーク(Great Ape Information Network)」を意味する英文の頭文字で、チンパンジー・ボノボ・ゴリラ・オランウータン・テナガザルについて、日本国内の飼育個体の情報を収集、データベース化し、一般に開示して、学術研究の推進に供する事業である。
ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP;2002~2014年度文部科学省,2015年度~国立研究開発法人日本医療研究開発機構AMED)における,「情報発信体制の整備とプロジェクトの総合的推進」(大型類人猿情報ネットワークの展開)として運営している。GAINは2002年度より事業に参加しており,2008年度までは東京大学に,2009年度以降は京都大学に,分担機関としての業務が委託されている。京都大学霊長類研究所と京都大学野生動物研究センター(WRC)が協力して事業を実施する。

事業の目的と概要

ヒトに近縁な大型類人猿との比較により,ヒトの特徴や進化がより深く理解され,ヒトと大型類人猿に共通する病気の病態解明・創薬開発等の医療分野への応用につながる。しかし現在,大型類人猿は全種が絶滅危惧種であり,国内の飼育施設にいる個体も日本の貴重な生物資源であるため,その取扱いには格段の配慮が必要となる。本事業では,全国の飼育施設と研究機関の協力のもと,飼育下大型類人猿の個体情報を集約,ウェブ上で随時公開し,飼育下個体群の適切な管理に有用な情報へのアクセシビリティを維持する。また,飼育施設と研究機関の仲介役となることで,飼育施設で飼養される大型類人猿の非侵襲的資料,自然死した大型類人猿の遺体の研究利用を促進する。

これまでに整備した情報データベースとウェブサイトの運用により,国内飼育下のすべての類人猿個体を対象に,以下の4つを軸として活動を展開している。

1)最新情報の追加・更新
・データベース作成・更新 ・連携強化と情報のフィードバック

2)各個体のゲノム・行動・形態情報の収集
・試料配布の促進 ・外部データベースとの連携

3)個体情報の拡充と個体群管理
・死後状況・標本情報の調査 ・標本等保管状況の公開 ・個体群管理への提言

4)情報提供の国際化の推進
・英語による情報発信 ・海外の情報収集

GAINが構築した大型類人猿情報データベースは下記のサイトで公開されている。
https://shigen.nig.ac.jp/gain/index.jsp

 


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