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若手研究者交流支援事業―東アジア首脳参加国会議からの招へいー
人間の進化の霊長類的起源をさぐる研究のアジア諸国における国際連携
International Collaboration of Primatology in Asian Countries(ASIAN-HOPE)
事業目標および事業計画
本事業の目標は霊長類学の推進であり、それを基点とした人間の本性の進化的起源ならびに生物多様性の研究である。霊長類は人間を含めて(厳密に少なく見積もっても)約220種いる。そのうち人間以外の霊長類はすべて、東南アジア・東アジア、中南米、アフリカに分布している。つまり、北米やヨーロッパにはサル類はいない。日本は先進国の中で唯一サルのすむ国である。そうした自然の条件が背景にあって、霊長類のフィールド研究は、今西錦司や伊谷純一郎や川村俊蔵ら、京都大学の研究者・学生によって約60年前に日本で誕生した。それ以来、日本のユニークな国際貢献として、霊長類学は世界に向けてその成果を発信してきた。
霊長類研究所は、1999年に、日本学術振興会と共催で「日本学術振興会アジア学術セミナー」を開催した。「生物の多様性に関する総合研究:霊長類学を基点として」と題したものだった。霊長類研究所は、現在のグローバルCOEの前身の21世紀COEのさらに前身である「機関支援COE」(研究代表者:故竹中修教授)に採択され、その一環として、アジアの若手研究者を日本に招へいして、約2週間の集中セミナーを含むトレーニング・コースを実施した。アジア各国から数人ずつ招へいされた若手研究者は、10年後の今日、各国で霊長類学とその周辺領域における学術の指導的な立場にある中核研究者として育っている。
この間に、霊長類研究所はアジア諸国の研究機関と多数の交流協定を取り結び、霊長類のくらし、ゲノム、こころ、からだの研究を総合的に推進してきた。2010年には、生物多様性条約のCOP10締約国会議が日本で開催される。また、第23回国際霊長類学会も20年ぶりに日本で開催される。こうした節目の時期に、霊長類学を志すアジアの若手研究者を招へいして実習形式のセミナーによって学問の最前線の知識や技術を伝授することは、今後のアジアにおける霊長類学の国際連携の構築のためにきわめて有効で時宜を得ているものと考える。
本交流事業計画の要点は、(1)研究の推進、(2)国際連携、(3)知識・技術の伝授という以下の3つに要約できる。
第1に、霊長類学という核となる学問分野の推進である。霊長類学は日本が世界をリードしてきた数少ない事例といえるだろう。欧米の研究者も、日本の研究に高い関心を払っている。日本が学問の最先端にいるので、アジア諸国の若手研究者に対してわが国の学術が資する点が非常に大きい。地政学的にいえば、学問におけるアジアの中核拠点という位置に日本がいる。
第2に、東南アジアが霊長類の自然の生息地ならびに化石産地としてきわめて重要な位置を占めているので連携を図る。日本にはニホンザルがいるとはいえ、その1種のみである。ASEAN諸国やインドなど、東南アジア・東アジアには、多数の霊長類が生息している。彼らを対象とした研究なくして霊長類学の発展はありえない。現生の霊長類だけでなく、化石種についても貴重なものがこの地域から発掘されており、ミャンマー等の調査地から新種の発見が相次いでいる。また類人猿とよばれるグループのなかで最も変異に富んでいて、最も未解明なのが、テナガザル類である。テナガザル類は東南アジアにしか分布していない。その生態・行動・ゲノム等の解析は、人間の進化の起源を知るうえで欠かすことができない。霊長類は種子散布者として熱帯林のアンブレラ種であり、その研究は生物多様性の解明の鍵となる研究だともいえるだろう。
第3に、とくに招聘若手研究者を対象とした企画として、ニホンザル研究60年の蓄積を活かした実習・セミナーによる知識・技術の伝授を目指す。霊長類研究所と野生動物研究センターが協力することで、日本学術振興会第2回アジア学術セミナー「霊長類研究と霊長類保護管理に向けた理論と実践」を開催する。附属の研究宿泊施設を活用して、実習形式のセミナーを実施する。霊長類研究所には第2キャンパスとしてリサーチ・リソース・ステーションが開設され、約76ヘクタールという広大な敷地で、里山の環境を活用したニホンザルの飼育がおこなわれている。実験施設も外国人用の宿泊施設もある。こうした研究インフラを利用してセミナーを実施する。
東南アジアの若手研究者を日本に招へいして、実習・セミナー形式で教育することは、これまで研究所が培ってきた人脈を強化し、次の世代の研究者の人材育成に大きく寄与するだろう。
事業運営体制
氏名
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所属機関
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所属部局等
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職名
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松沢 哲郎
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京都大学
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霊長類研究所
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教授
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渡邊 邦夫
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京都大学
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霊長類研究所
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教授
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平井 啓久
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京都大学
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霊長類研究所
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教授
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濱田 穣
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京都大学
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霊長類研究所
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教授
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高井 正成
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京都大学
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霊長類研究所
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教授
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川本 芳
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京都大学
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霊長類研究所
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准教授
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マイケル・ハフマン
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京都大学
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霊長類研究所
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准教授
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半谷 吾郎
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京都大学
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霊長類研究所
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准教授
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伊谷 原一
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京都大学
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野生動物研究センター
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教授
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幸島 司郎
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京都大学
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野生動物研究センター
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教授
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村山 美穂
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京都大学
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野生動物研究センター
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教授
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若手研究者の受入計画 (招へい者一覧)
シンポジウムおよびワークショップ等の企画
1.ASIAN-HOPEプロジェクト2010シンポジウム・ワークショップ
企画テーマ: 霊長類との共存を探るー霊長類研究と霊長類保護管理に向けた理論と実践―
開催時期:2010年9月6日(月)-10日(金)
開催場所:京都大学霊長類研究所,犬山国際観光センター・フロイデ,日本モンキーセンター
開催の目的・意義:アジア各国の霊長類の生息状況および研究状況を紹介するとともに、特に今後の保護管理や研究に役立つ講義や実習を行うことにより、若手研究者の資質を向上させ、相互交流と国際共同研究を促進させることを目的とする。国際霊長類学会のプレ・コングレス・ワークショップとして、同学会との共同事業とし、野生霊長類だけでなく、飼育繁殖に関係する若手研究者も招き、理論だけでなく実践的なカリキュラムを実現させることにより、充実した国際的若手交流事業を達成させる。
計画概要:本事業は2010年9月12日から18日に京都(会場は京都大学)で開催が予定される国際霊長類学会のプレ・コングレス・ワークショップとの共同事業として計画する。同ワークショップには、本事業が対象とする国以外の海外研究者も招く計画があり、共同事業により本事業の意義は更に高まると期待できる。
はじめの2日間(9月6日と7日)は、犬山国際観光センターで、選任した講師による霊長類学と保護管理学の基礎講義(合計5つの講義を計画)、および参加者によるポスター発表を行う。基礎講義は、本事業と国際霊長類学会実行委員会が選任した研究分野をリードする研究者が担当する。ワークショップに先立ち、霊長類研究や保護管理に関する体系的な知識を講義することにより、参加者の知識や理解の共有を図る。参加者には一連の講義の後に2日目の午後の時間をフルに使って、ポスター発表を行ってもらう。この発表で招いた若手研究者が自分の研究や活動を紹介し、講師や他の参加者たちと議論する時間をもつことで、翌日から予定するワークショップに向けた準備や交流が進むことを期待する。
3-4日目は、ワークショップとし、実習を含む5つのコースを設け、一人が1日1コースを選択する2日間のカリキュラムを実施する。現在の予定では、(1)生態調査法(テレメトリーの実習、GISの紹介を含む)、(2)個体調査法(ハンドリング、麻酔、生体計測、骨計測などの実習を含む)、(3)個体群調査法(遺伝子モニタリング実習を含む)、(4)情報科学技術利用法(絶滅リスク予測ソフトや各種データベースの紹介を含む)、(5)社会教育法(博物館活動や動物園展示の活動紹介を含む)、のコースから2つを選ぶように企画する。会場は、京都大学霊長類研究所、国際観光センター フロイデ、日本モンキーセンターの3カ所に分散させ、各コースの指導者たちによる解説と実習指導を行う。
最終日は、午前中に京都大学霊長類研究所の施設見学を行い、同研究所の研究教育ならびに飼育繁殖の諸活動を紹介する。そののち、昼食を兼ねてエクスカーションで犬山市にある野外民族学博物館リトルワールドを訪問し、参加国の紹介を兼ねた交流と、同博物館の研究教育活動につき見学する。
運営組織概要: 本事業は、国際霊長類学会大会との連携事業とする。同大会では、犬山で行うプレ・コングレス・ワークショップをサテライト集会と位置づけ、委員会を作って対応している。従って、本事業の実施では、この委員会と共同し企画を具体化し、実現させる体制を作る。なお、京都大学霊長類研究所の共同利用研究会としても位置づける。
詳細は、下記のサイトにあります。
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/meetings/2010/Quest_for_Coexistence/index-j.html
2.グローバルCOE「生物の多様性と進化研究のための拠点形成―ゲノムから生態系まで」
http://gcoe.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/gcoe/index_j.php
9月10-12日、京都、グローバルCOE第4回国際シンポジウム(別途通知)
招へい若手研究者は、このシンポジウムへの参加が奨励される。
3.第23回国際霊長類学会大会
http://www.ips2010.jp/
9月12-18日、京都
招へい若手研究者は、この学会大会に参加して必ず発表をおこなう。
4.京都大学国際シンポジウム
「生物多様性と動物園・水族館 :
生き物からのメッセージ」
http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/biozooaqua.html
日時: 2010年9月19日(日) - 20日(月・祝)
場所: 名古屋港湾会館 新館(名古屋市港区)
招へい若手研究者は、このシンポジウムへの参加の機会がある。
ASIAN-HOPE将来構想の概念図
招へい者一覧
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Name |
Nationality |
Department |
University / Institute |
Supervisor |
1 |
Kanthi Arum Hidayati |
Republic of Indonesia |
Faculty of Science |
Bogor Agricultural University |
Prof. Watanabe |
2 |
Islamul Hadi |
Republic of Indonesia |
Faculty of Science |
Mataram University |
Prof. Watanabe |
3 |
Saroyo Sumarto |
Republic of Indonesia |
Faculty of Science |
Sam Ratulangi University |
Prof. Watanabe |
4 |
Nantiya Aggimarangsee |
Thailand |
Faculty of Science |
Chiang Mai University |
Prof. Watanabe |
5 |
Komkrick Kaewpanus |
Thailand |
Faculty of Science |
Chiang Mai University |
Prof. Watanabe |
6 |
Ramesh Boonratana |
Thailand |
Faculty of Science |
Mahidol Univedrsity |
Prof. Watanabe |
7 |
Sudarath Baicharoen |
Thailand |
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The Zoological Park Organization |
Prof. Hirai |
8 |
Visit Arsathamkul |
Thailand |
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Khao Kheow Open Zoo |
Prof. Hirai |
9 |
Entang Iskandar |
Republic of Indonesia |
Primate Research Center |
Bogor Agricultural University |
Prof. Hirai |
10 |
Dong Thanh Hai |
Vietnam |
School of Archaeology & Anthropology, Department of Bioanthropology |
The Australian National University |
Prof. Hirai |
11 |
Thao Sokunthia |
Cambodia |
Faculty of Science |
Royal University of Phnom Penh |
Prof. Hamada |
12 |
Narayan Sharma |
India |
Bangalore National Institute of Advanced Studies |
Indian Institute of Science Campus |
Prof. Hamada |
13 |
Janya Jadejaroen |
Thailand |
Faculty of Resource and Environment |
Kasesart University |
Prof. Hamada |
14 |
Schinda Malaivijitnond |
Thailand |
Faculty of Science |
Chulalongkorn University |
Prof. Hamada |
15 |
Rajeev Painaik |
India |
Centre of Advanced Study in Geology |
Punjab University |
Prof. Takai |
16 |
Van Minh Nguyen |
Vietnam |
|
University of Hue Agriculture and Forestry |
Prof. Kawamoto |
17 |
Ha Thang Long |
Vietnam |
Endangered Primate Rescue Center |
Cuc Phuong National Park |
Prof. Kawamoto |
18 |
Aye Mi San |
Myanmar |
Department of zoology |
Yangon University |
Prof. Kawamoto |
19 |
Sitideth Pathomthong |
Laos |
Faculty of Science |
National University of Laos |
Prof. Kawamoto |
20 |
Phouthone Kingsada |
Laos |
Faculty of Science |
National University of Laos |
Prof. Kawamoto |
21 |
Sindhu Radhakrishan |
India |
Bangalore National Institute of Advanced Studies |
Indian Institute of Science Campus |
Prof. Huffman |
22 |
Sujoy Chaudhuri |
India |
|
Ecollage Pune |
Prof. Huffman |
23 |
Sumithra Sankaran |
India |
|
National Institute of Advanced Studies |
Prof. hanya |
24 |
Joseph Tangah |
Malaysia |
Institute for Tropical Biology and Conservation |
University of Malaysia Sabah |
Prof. hanya |
25 |
Debapriyo Chakraborty |
India |
|
National Institute of Advanced Studies |
Prof. hanya |
26 |
Subhankar Chakraborty |
India |
|
Nature Conservation Foundation |
Prof. hanya |
27 |
Ong Kay York |
Malaysia |
Institute for Tropical Biology and Conservation |
University of Malaysia Sabah |
Prof. hanya |
28 |
Sri Suci Utami Atmoko |
Republic of Indonesia |
|
Universitas Nasional |
Prof. Koshima |
29 |
Henry Bernard |
Malaysia |
UNIT FOR PRIMATE STUDIES |
University of Malaysia Sabah |
Prof. Koshima |
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