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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-24-S006

飼育下ボノボの行動調査

報告者:平田 聡

期間:2013/2/24 - 2013/2/28

 以下の研究概要について、森村成樹の指導のために同行した。 チンパンジーとボノボは、ともにヒトに最も近縁な類人猿であり、両種あわせてパン属を構成する。しかし、彼らの社会にはいくつか異なる特徴がある。概して、チンパンジーの社会は競争が激しく、ボノボの社会は平和的である。チンパンジーに関しては、長期野外研究、飼育下での行動観察、実験的状況での認知行動研究など様々な領域で知見が蓄積されているが、それに比してボノボに関しては資料に乏しい。ボノボを飼育するサンディエゴ動物園との関係構築および予備調査のため、今回の渡航が必要となった。

 今回の現地滞在は、関係者と打ち合わせをおこない、研究の妥当性について検討するための予備調査と位置付けることができる。森村成樹の指導のために同行した。サンディエゴ動物園に飼育されているボノボの行動レパートリー、行動の時間配分、社会交渉のパターンおよびそれらの個体ごとの特性について把握するため、直接観察およびビデオによる記録をおこなった。まずは、関係者との会合によって、飼育されているボノボそれぞれについての情報を収集し、個体識別をおこなった。その後、可能な限りボノボを直接観察し行動を記録した。直接観察と並行して、ビデオカメラを用いた撮影をおこなった。また、それぞれの個体の位置も記録した。これらのデータは、今後の本調査で使用するための基礎資料とする。個体の成育歴、生活環境、行動レパートリー、行動の時間配分、社会交渉のパターンおよびそれらの個体ごとの特性として整理分類し、位置の記録から、個体間距離や日常生活で利用する環境特性を明らかにすることが狙いである。










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