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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-24-006

ゾウの社会行動に関するデータの収集

報告者:安井 早紀

期間:2012/6/22 - 2012/9/30

 本研究では、ゾウの社会行動の機能を明らかにすることを目的としている。しかし、国内の飼育下では1園での飼育頭数が少なく、社会行動に関するデータの収集が困難である。また、野生では近年少しずつ研究が行われてきているが、森林で生活するという生態のため、詳細な行動の観察は難しい。それに比べ、今回の調査地であるタクラン村では、ゾウがゾウ使いと共に生活しており、近距離での詳細な行動観察が可能である。さらに、村には全部で約250頭のゾウがいるため、観察のために新たに集団を作ることも可能であり、村内には広い放飼場もある。したがって、本研究に非常に適した調査地であると考えられたため、派遣先でのデータ収集を行った。

 バンコク到着後、調査許可と調査ビザを取得後、スリンに向かった。現地では共同研究者と会った後、調査を開始した。現地では、30歳未満の若いゾウを中心とした12頭の集団が、スリンプロジェクトというボランティアプロジェクトのために組織されている。これらのゾウたちが村内の放飼場ですごしたり、村周辺を散歩したりする際に、社会行動の観察を行った。また、38歳から89歳までの老ゾウが放飼場で過ごしている間にも観察を行った。途中、ゾウ使いやオーナーの事情により、ゾウの入れ替わりも多少あったが、12頭の集団に関しては1日3~4時間、老ゾウは2時間程度の観察ができた。さらに今回、新たに6頭の集団を組織した。村で生活している約260頭のゾウから親子2ペアを含む6頭のゾウのゾウ使いに調査への協力を依頼し、毎日2時間、放飼場で観察を行い、社会行動が時間と共にどのように変化していくかを観察した。観察は直接観察で、ボイスレコーダーやビデオカメラを用いて記録した。現在、収集したデータを分析中である。


子ゾウ(6か月)の体を後ろから鼻で押す母ゾウ


推定約80才のメスゾウ

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