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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-24-003

マレーシアに生息するブタオザルの社会生態研究

報告者:オオタニ ヨウスケ

期間:2012/10/6 - 2012/12/25

  ボルネオ島及びマレー半島南部周辺に生息するミナミブタオザル(Macaca nemestrina)は、遊動域の広さと遊動速度の速さなどから直接観察による先行研究が非常に乏しい種である。霊長類の社会構造に影響する要因を明らかにするためには異なる環境に生息する近縁種間の比較が有効な手段であり、ブタオザルを含むマカクグループはこのテーマに非常に適している。報告者はブタオザルについて基礎的な知見を集積するとともに温帯に生息するニホンザルとの比較を目指した。   本研究には野生下での観察が必要不可欠である。先述のように通常ブタオザルの直接観察は困難であるが、派遣先のキナバタンガン川支流では定期的にブタオザルが河岸に現れ観察が可能であることが分かっている。またこの地域では遊動域が比較的小さく、直接追跡が可能である。以上により派遣先での研究が必要であった。

 2012年10月から12月にかけてマレーシア・サバ州スカウ村に滞在し、キナバタンガン川支流マナングル川周辺林においてブタオザルの直接観察および人付けを試みた。  同年7月、ブタオザルを捕獲しVHFテレメトリーの取り付けに成功している。今回はテレメトリーを利用した直接追跡・観察を試みた。信号を頼りに追跡を繰り返し、最終的には数10mの距離にまで近付くことが出来るようになった。ただし熱帯林の中は視界が悪いため、継続的に行動を記録するためにはさらに距離を縮めることが必要である。集団数の把握、個体識別、行動観察のため早朝および夕方にボートセンサスを行った。またブタオザルが河岸に現れる条件を明らかにするべく、雨量計・温湿度計を複数設置した。


片目の潰れたブタオザルの雄


渡渉するゾウ

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