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English report

AS-HOPE 事業報告

事業番号:AS-23-019-1

野生ボルネオ・オランウータンの繁殖に関する研究

報告者:久世 濃子

期間:2011/6/28 - 2011/7/9

 申請者は、2種3亜種に分類されているオランウータンの中でも、最も出産間隔が短い可能性が指摘されている亜種、Pongo pygmaeus morioの野生個体を対象として、初産年齢、出産間隔、乳児死亡率などの繁殖パラメーターを明らかにすると共に、これらのパラメータに影響を与える要因を特定することを目的に研究を行っている。申請者が2005年より継続して調査を行っているダナムバレー自然保護区では、2010年に出産して育児中の雌が1頭、第一子を出産直後に乳児が死亡した若雌が1頭、妊娠後に流産(死産)したと推測されている雌が1頭、2011年2月に第一子を出産した若雌が1頭、妊娠中の雌が1頭いたので、これらの雌の追跡調査と出産及び子の生存状況に関するデータを収集するために渡航した。

 6月29日にコタキナバルで開催された、サバ財団と京都大学霊長類研究所、他4組織とのMoU調印式「Launching Of Yayasan Sabah - Petronas Imbak Canyon Conservation Partnership」に、霊長類研究所の松沢哲郎所長及び野生動物研究センターの教員、院生とともに出席した。6月30日~7月6日まで調査地であるダナムバレー森林保護区に滞在し、現地調査助手とともに6日間、オランウータンの追跡を行った。2010年5月に出産した雌1頭と2011年2月に出産した雌1頭については、2頭ともそれぞれの乳児が健康に育っていることが確認できた。2010年に出産し直後に子どもが消失した雌と、2011年2月に流産(死産)した雌については、健康だがまだ妊娠していないことを確認し、新たに大人雌1頭が2011年5月上旬に出産したことが確認された。以上により短期間の調査であったが雌の繁殖状況を確認するという調査の目的をほぼ達成することができた。6月29日~7月8日はポルトガル人の大学院生1人がボランティアとして同行した。6月7日にはサバ大学のHenry Berard博士とを訪問し、サバ野生生物局副局長のAugustine Tuuga氏を訪問し、今までの調査活動を報告し、今後の調査計画について打ち合わせした。またサバ財団のRose John氏を訪問し、ダナムバレーでのボランティアの活動報告を行った。


OU research team


Yanti with baby

AS-HOPE Project<>