English report
AS-HOPE 事業報告
事業番号:AS-22-017
第40回北米神経科学大会への参加・発表、および神経路選択的な細胞操作法の開発と同法を用いた大脳基底核情報処理機構の解明研究の推進
報告者:井上 謙一
期間:2010/11/13 - 2010/11/17
北米神経科学大会は、神経科学の研究分野において世界で最大の学術集会であり、毎年3万人以上を越す世界各国の研究者が一同に会し、最新の研究成果を発表する。今回のAS-HOPEによる派遣は、我々が近年開発した神経路選択的細胞操作法に関する研究成果を発表することで、その国際的な評価を知り、またその応用等について第一線の研究者達と議論することで、今後の研究に役立てるということを主目的とするものである。
今回我々は「Development in pathway-selective gene expression and cell ablation by using modified lentiviral vectors with retrograde transport in primates」というタイトルでポスター発表を行い、マカクザルにおいて、神経路選択的な遺伝子発現誘導法、および神経路選択的な細胞死誘導法を実現した実験データを報告した。我々の研究分野におけるLeading ScientistであるEdward Callaway教授やBarry Richmond教授など、多くの研究者が発表内容に興味を持ってくれたため、研究をより発展させうる大変有意義な議論を行うことが出来た。また、他の最新の研究成果の情報収集を行い、我々の研究の世界的な位置づけを知ると共に、今後の研究に関する多くのアイディアを得た。
AS-HOPE Project<>
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