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京都大学霊長類研究所 共同利用研究会 第4回 ヒトを含めた霊長類比較解剖学-体幹の基本構成と特殊化を探る-京都大学霊長類研究所 共同利用研究会 平成29年12月16日 京都大学霊長類研究所・大会議室 ヒトを含めた霊長類比較解剖学として, 今年度は,
体幹の形態学的特徴を考えたい。脊椎動物は頭部という特殊に分化した部分,
舌下神経からはじまる脊髄神経領域すなわち頚から尾の先までの体幹,
そこに新しく突出した四肢から構成されている。これらのうち,
頚から尾のまでの体幹は,分節的構造の繰り返しにより作られている。
まず,
体幹の原型に照らしてその構造を考察することは霊長類の体の基本構成を理解する上で重要であると考えられる。一方,
頭部という特殊に分化した部分との移行部である頚部,
心臓・肺などをおさめ上肢帯筋が表面に広がる胸部,下肢との移行領域である腰部,
体幹(骨盤)の底をなす会陰部,
尾部など領域ごとに分節的構成が修飾されている。さらに体幹と四肢との移行領域は霊長類各種の多様な運動様式との関連も示唆され,
霊長類固有の構造も予想される。また,ヒトは直立二足姿勢という固有の姿勢をとる。よって,
特に腰背部にはヒト固有の形態も予想される。今回,
体幹を構成する, 骨, 筋, 脈管,
脊髄神経についての肉眼解剖学的な調査を紹介し,
ヒトを含めた霊長類背部の基本構成と特殊化について,
理解を深めたい。 12/16(土) Ⅰ座長 平崎鋭矢(京都大学)
Ⅱ 座長 荒川高光(神戸大学)
Ⅲ 座長 小島龍平(埼玉医科大学)
Ⅳ 座長 時田幸之輔(埼玉医科大学)
18:00 懇親会 世話人: 時田幸之輔(埼玉医科大学), 平崎鋭矢(京都大学)
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