トピックス お薦めの図書 質疑応答コーナー ボノボ チンパンジー「アイ」 行動解析用データセット 頭蓋骨画像データベース 霊長類学文献データベース サル類の飼育管理及び使用に関する指針 Study material catalogue/database 野生霊長類研究ガイドライン 霊長類ゲノムデータベース 写真アーカイヴ ビデオアーカイヴ 京都大学霊長類研究所 本ホーム・ページの内容の |
English
エイズウイルス特異的中和抗体の誘導性は生殖細胞系列の免疫グロブリン遺伝子多型により規定される
Matsuoka S, Kuwata T, Ishii H, Sekizuka T, Kuroda M, Sano M, Okazaki M, Yamamoto H, Shimizu M, Matsushita S, Seki Y, Saito A, Sakawaki H, Hirsch VM, Miura T, Akari H, Matano T.
概要
抗体応答はワクチンや微生物など非自己抗原に暴露することにより誘導されます。しかし実際には、こうした抗原刺激によって特異抗体を生じない人が一定の割合で存在します。このような「免疫不応答」の原因は良くわかっていません。私達は、サルエイズウイルス(SIV)感染アカゲザルにおける特定の中和抗体B404の産生誘導の有無が、サル生殖細胞系列の免疫グロブリンVH遺伝子多型(一塩基置換)により規定されることを初めて明らかにしました。このことは、生殖細胞系列のVH遺伝子多型がワクチン接種における免疫不応答の決定要因の一つであることを示す重要な知見です。 書誌情報
Journal of Virology, online ahead of print, 2021. doi:10.1128/JVI.02455-20 https://doi.org/10.1128/JVI.02455-20 2021/03/05 Primate Research Institute
|