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餌付けがインドネシア・西スマトラ州パダンのカニクイザル (Macaca fascicularis) のアクティビティに与える影響
Ilham K., Rizaldi, Nurdin J., 辻大和.
概要

インドネシア・西スマトラ州パダンに生息する餌付けカニクイザル (Macaca fascicularis) を対象に野外調査を行い、餌付けが彼らのアクティビティに与える影響を評価した。2015年10月から2016年1月にかけて、パダン近郊のGunung Meru (重度の餌付け)と Gunung Padang (軽度の餌付け)の2箇所で行動観察を行った。カニクイザルのアクティビティは場所間で大きく異なり、Gunung Meruでは休息割合や採食割合が高く、攻撃的な交渉が頻繁に生じ、逆に移動割合や探索割合が低かった。
同じ調査地でもアクティビティは時間帯により変化した。活動時間配分は観光客の数と関連があり、多くの観光客が訪問する時間帯に採食割合が高くなり、毛づくろい割合が低下した。この結果から、カニクイザルは観光客の数(すなわち餌付け食物)に応じて自らの活動を可塑性を持つことが示唆される。本研究の成果は、近年パダンで問題となりつつある、人とサルの軋轢を解消するためのマネジメントプラン構築に役立つと期待される。
書誌情報

Folia Primatol 2018, 89: 347-356
https://www.karger.com/Article/Abstract/491790

 

2018/09/13 Primate Research Institute