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Unique evolution of heterochromatin and alpha satellite DNA in small apes.
In Reichard UH, Hirai H, Barelli C (eds.), Evolution of gibbons and siamag: Phylogeny, Morphology, and Cognition, 2016, Springer
Akihiko Koga and Hirohisa Hirai

染色体構造における複合的分化は小型類人猿の顕著な特性のひとつである。彼らの染色体変化率はヒトや大型類人猿や他の哺乳類(げっ歯類を除く)の平均変化率の20倍を超えると推測される。小型類人猿の進化の中で生じて来た代表的な再配列事象を明らかにするために、染色体断片に対する適切なマーカーの有効性が必要となる。優れたマーカーは全ての種に存在し、種間で染色体存在様式が異なることであろう。その必要条件を満たすものはアルファサテライトDNAである。

書誌情報

Evolution of gibbons and siamag: Phylogeny, Morphology, and Cognition, 2016, Springer

http://www.springer.com/us/book/9781493956128

2016/09/16 Primate Research Institute