野生動物管理のためのフィールド調査法
-哺乳類の痕跡判定からデータ解析まで關 義和・江成広斗・小寺祐二・辻大和 編
書籍名:野生動物管理のためのフィールド調査法-哺乳類の痕跡判定からデータ解析まで
編著者:關 義和・江成広斗・小寺祐二・辻大和 編
発行:京都大学学術出版会
A5並製・448頁・税込 4,104円
ISBN: 9784876983179
発行年月: 2015/03
京都大学学術出版会のサイト
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=2014
内容
希少種の保護や過増加した在来種・外来種の対策など、野生動物をめぐるさまざまな課題に応えるフィールド調査法。各動物の食性や個体数に関する既存研究をまとめ、地図の読み方やフィールド機材の使い方、糞や足跡をはじめとする動物の痕跡の識別法を具体的に示し、得られた情報から食性や個体数、生息地を評価する方法を体系的に解説する。
目次
はじめに
第1部 痕跡から動物種を特定するための技術
第1章 痕跡調査の意義・・・・・・・・・・・・・・・・・・關 義和
1.はじめに
2.野生動物管理とは?
3.野生動物管理におけるフィールド調査の意義
--とくに痕跡調査に着目して
4.痕跡調査を実施するにあたって
第2章 痕跡調査のための第一歩 --迷わず山を歩く技術・・・關 義和
1.はじめに
2.地形図の読み方
3.コンパスの使用法
4.地図読みの実践
5.最後に
第3章 痕跡を読み取る技術 --動物ごとの痕跡と生態の特徴
内容と構成 關 義和
[霊長目]
1.ニホンザル 辻 大和
[鯨偶蹄目]
2.ニホンジカ 姜 兆文
3.キョン 杉浦義文
4.ニホンカモシカ 山田雄作
5.イノシシ 平田滋樹
[食肉目]
6.ヒグマ 小林喬子
7.ツキノワグマ 小池伸介
8.アカギツネ 竹内正彦
9.タヌキ 關 義和
10.ニホンアナグマ 田中 浩
11.ニホンテン 辻 大和・關 義和
12.クロテン 村上隆広
13.ニホンイタチ 藤井 猛
14.ハクビシン 關 義和・竹内正彦
15.アライグマ 加藤卓也
16.フイリマングース 亘 悠哉
17.イリオモテヤマネコ 中西 希
18.ツシマヤマネコ 中西 希
[齧歯目]
19.ムササビ 浅利裕伸
20.ニホンモモンガ 浅利裕伸
21.タイリクモモンガ 浅利裕伸
22.ニホンリス 山崎文晶
23.クリハラリス 山崎文晶
24.そのほかの動物 關 義和
25.哺乳類の歩き方と足跡 關 義和
【コラム1】 足跡トラップ法による哺乳類調査 岩下明生
【コラム2】 痕跡調査に分子生物学的手法を用いる 佐々木浩
第2部 野生動物管理のための理論と実践
第4章 地理情報データベースの基礎・・・・・・・・・・・・立木靖之
第5章 食性評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小寺祐二
第6章 個体数の評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・江成広斗
第7章 生息地評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・江成はるか
読書案内
引用文献
索引
事項索引
生物名索引
【コラム3】 FOSS4Gでここまでできる野生動物調査
-オープンソースGISの活用事例-
岩崎亘典
【コラム4】 イノシシの被害調査データを用いたGISの活用事例
-行政データを用いて-
奥田(野元)加奈
【コラム5】 糞分析におけるミミズの検出方法 關 義和
【コラム6】 炭素・窒素安定同位体比を用いた食性研究の事例 小林喬子
【コラム7】 イノシシ個体群管理の現状と課題 小寺祐二
【コラム8】 ニホンジカの個体数推定に用いられている代表的な手法 姜 兆文・關 義和
【コラム9】 自動撮影カメラを用いた哺乳類調査 平田滋樹
【コラム10】 自動撮影カメラを用いた野生動物の個体数推定
池田 敬
MAR/20/2015
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