霊長類研究所で市民公開日
「チンパンジーの発達研究と日々の暮らし」が開催されました。
2009年10月25日
霊長類研究所は、2009年10月25日に第19回霊長類研究所市民公開日を開催し、今回は近隣住民の方を中心に60名の参加がありました。
松沢所長による挨拶の後、本年度は、「チンパンジーの発達研究と日々の暮らし」と題して、思考言語分野・林美里助教から研究所で実施しているチンパンジーの勉強の様子について講演があり、参加者からは「チンパンジーの寿命はどれくらいか?」等、活発な質問がありました。
講演の後、高さ15mのトリプルタワーで生活するチンパンジーの見学、放飼場でニホンザルの見学、資料室で霊長類骨格標本等の見学を行い、それぞれ林助教、社会進化分野・古市剛史教授、進化形態分野・毛利俊雄助教より解説が行われると共に、チンパンジーの勉強課題に使われるタッチパネルの体験コーナーには、子供から大人まで幅広くの方が実際にタッチパネルでの勉強を体験し、自分の結果とチンパンジーの結果を比べ一喜一憂していました。