京都大学霊長類研究所公開講座
サルに学ぶ~人間の理解~
<霊長類研究所犬山公開講座に関する重要なお知らせ>
7/27・7/28の公開講座は予定通り開催します。
ただし、7/27(土)午前6時の時点で愛知県犬山市に大雨警報あるいは暴風警報が出ている場合は中止です。(両日中止です)
京都大学霊長類研究所・総務掛
電話番号:0568(63)0512
soumu_reichou@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
日時:7月27日(土)・28日(日)午前10時~午後3時20分
場所:京都大学霊長類研究所
内容:霊長類のこころ・からだ・くらし・ゲノムについて理解を深めていただくための講義と実習
講師:霊長類研究所教員
対象:中学生以上
定員:60人(応募多数の場合は抽選)
受講料:6,200円
申込:6月21日(金)までに以下の申込専用URLよりお申し込みください
申込URL:申し込みを締め切りました。
問合 京都大学霊長類研究所総務掛 TEL63-0512
2019年度 犬山公開講座「サルに学ぶ」~人間の理解~ プログラム
2019年7月27日(土)・28日(日)
講義 7月27日(土)
9 :30~10:00 受付(霊長類研究所 玄関)
10:00~10:10 説明、所長挨拶 湯本貴和
10:10~11:10 鈴木樹理「動物の福祉を考えてみよう」
11:20~12:20 服部裕子「チンパンジーのリズム感から音楽の起源をさぐる」
講義 7月28日(日)
9 :30~10:00 受付(霊長類研究所 玄関)
10:00~11:00 古賀章彦「夜行性になった猿:夜ふかしばかりしているとキミも夜行性になるかも」
11:10~12:10 江木直子「初期霊長類がいた世界を哺乳類化石からさぐる」
実習
7月27日(土)13:20~15:20 7月28日(日)13:10~15:10
形態「骨のかたちの意味を考える」(濱田穣)
心理「チンパンジー観察」(友永雅己・足立幾磨・林美里)
生態「日本モンキーセンターでサルから学ぼう」(マイケル・ハフマン)
遺伝学「SNP解析による遺伝子診断
~アルデヒド脱水素酵素(ALDH)遺伝子の1塩基多型~」(田中洋之)
脳科学「ヒトにとっての音楽」(脇田真清)
★各日、希望された実習を1科目、受講していただきます。
■実習について
形態学
「骨のかたちの意味を考える」 (濱田穣)
サルの骨を観察したり、スケッチしたりします。ヒトの骨格模型と比べながら、どこがどう違っているのかを見つけます。その違いが何を意味するのかを一緒に考えてみたいと思います。
心理学
「チンパンジー観察」 (友永雅己・足立幾磨・林美里)
霊長類研究所に暮らすチンパンジーたちの様子を見学していただきます。また、彼らが日々おこなっているコンピュータ実験(数字系列の記憶課題など)を実際に見学していただきます。
生態学
「日本モンキーセンターでサルから学ぼう」
(マイケル・ハフマン)
霊長類研究所の隣にある日本モンキーセンターへ散策しながら世界各地の霊長類や展示館を見ながらサルの生活史について学ぼう。モンキーセンターのスタッフからもミニレクチャーを頂く予定です。
◎暑さ対策をお忘れなく
遺伝学
「SNP解析による遺伝子診断~アルデヒド脱水素酵素(ALDH)遺伝子の1塩基多型~
」(田中洋之)
遺伝子DNAに起きたたった一つの塩基置換が、ヒトの体質に影響することがあります。お酒に強い・弱いをコントロールしているALDH遺伝子の1塩基置換を調べて、ご自身のアルコール体質を確認しましょう。
脳科学
「ヒトにとっての音楽」 (脇田真清)
音楽を聴くと、ことばの理解に関わる脳領域もはたらきます。この領域は、人の動作を見ているときにもはたらくことがわかっています。公開講座では、ヒトのこうした脳の仕組みが何を意味するのかを考えてみましょう。