2020年2月5日
霊長類研究所の大学院教育について:よくある質問とその回答
問1:霊長類研究所の大学院生になるにはどうしたらいいのですか。
答1:京大理学研究科の生物科学専攻(霊長類学・野生動物系)の試験を受けてください。
問2:大学院入試は、いつ、どこでありますか。
答2:最近は毎年7月下旬から8月上旬に、京都でおこなわれます。願書提出は7月上旬です。
問3:霊長類研究所の大学院で学ぶ長所はどんな点ですか。
答3:5つの点で、優れていると思います。
(1)
霊長類学を総合的に学べる場所は国内ではほかにありません。国際的にも高い評価を得ています。
(2)
教員約40名に対して、大学院生(修士・博士のすべてをあわせて)約40名ですので、きめ細かな指導を受けられます。
(3)
修士課程から海外の研究施設で研修したり、野外調査することができます。
(4)
大学院生のための寄宿舎があり選考によって入居可能です。月額5000円程度です。研究所近くにアパート等もあります。そもそも大都会と比べると住居費は安価ですむでしょう。
(5)
静謐な環境で、本来の研究に専念できます。修士の2年間、博士の3年間を研究に打ち込む環境が整っています。緑豊かで、名古屋までも
30 分前後です。
問4
:大学院入試は、他大学から受験すると不利になりませんか。
答4
他大学からたくさん合格しています。
過去の問題がすべて公開されています(HP
からは、著作権に関わるもの以外の問題を過去 3 年分
ダウンロードできます。)。受験すると、一般基礎科目等の成績にかかわらず、必ず口頭試問まで受けられます。
問5:下見や体験をしたいのですが、できますか。
答5:はい。毎年、オープンキャンパスや公開講座があります。大学生向けのオープンキャンパスは2月ころ、一般も含めた1泊2日の公開講座は8月ころ開催です。ぜひ参加してください。また、当該の教員に直接連絡してくださってもけっこうです。大学院入試(修士)について、詳しくは、下記のサイトを参照してください。
http://www.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/jpn/exam/master/
問6:外国人留学生向けの入試は行っていますか?
答6:はい、
国際霊長類学・野生動物保全コースの入試を実施しています。この国際コースは、英語で入試をおこないます。受験資格は日本国籍をもたない外国人です。いわゆる帰国子女等でも対象になる場合があります。1学年の定員は5名です。入試は、年2回、春と秋に行っています。詳しくは、国際コース入試を担当する国際共同先端研究センターにお問い合わせください。
cicasp@ml.pri.kyoto-.ac.jp
問7:博士後期課程の編入試験はいつですか、また在職のまま入学できますか。
答7:修士の卒業資格が必要です。それ以外に、医師や獣医師など6年制の学部課程を卒業した方は、受験資格を確認した上で受験が認められる場合があります。詳しくは募集要項をご覧ください。いずれの場合も編入試験は、入学の直前の年度末です。2月中旬ころに犬山で行われます。願書提出は1月ころです。指導を希望する対応教員の方と必ず連絡をとってください。なお、有職者は在学中は休職する必要があります。
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