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京都大学霊長類研究所 > 年報のページ > 2004年度 > VIII HOPEプロジェクト (2) 組織

京都大学霊長類研究所 年報

Vol.35 2004年度の活動

VIII HOPEプロジェクト

2 組織

HOPEの事業を推進するために,研究所内にHOPE事業推進委員会を設けている.毎月1回定期的に委員会を開催して,事業の進行具合を検討し,事業の立案の作業をおこない,提案された事業の審査などをおこなっている.各年度の事業委員会の構成は以下のとおりである.

<平成15年度>

松沢哲郎,茂原信生,竹中修,上原重男,松林清明,渡辺邦夫

<平成16年度>

松沢哲郎,茂原信生,竹中修,マイケル・ハフマン,景山節

<平成17年度>

松沢哲郎,茂原信生,林基治,マイケル・ハフマン,景山節,橋本千絵,平井啓久,遠藤秀紀

なお,研究拠点内協力者は,本研究所の教員すべてとした.なお,先端研究拠点事業の特色として,中核機関である霊長類研究所の外部の研究者,「拠点外協力者」との協力連携が要請されている.HOPE事業を推進する組織を,おおまかな研究対象ごとに4区分して班を構成した.心,身体,社会,ゲノムの4班である.それぞれの班にかかわる拠点外協力者を下記の方々に委嘱している.

「心」研究班

長谷川寿一(東大),藤田和生(京大・文),入来篤史(東京医科歯科大).

「身体」研究班

諏訪元(東大),中務真人(京大・理).

「社会」研究班

山極寿一(京大・理),山越言(京大・アジア・アフリカ地域研究研究科)

「ゲノム」研究班

藤山秋佐夫(情報学研究所),斉藤成也(遺伝学研究所),村山美穂(岐阜大)

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提携する海外の中核的研究拠点は以下のとおり.まずドイツについては,平成15年度末に日本学術振興会<小野元之理事長>とマックスプランク協会<ピーター・グルス理事長>のあいだで交わされた協定書をもとに,京都大学霊長類研究所とマックスプランク進化人類学研究所が共同しておこなう事業と位置づけられた.平成16年度には,米国のハーバード大学人類学部を米国の中核的研究拠点として日独米の3か国での提携を始めた.平成18年度からは,イタリアの認知科学工学研究所との提携を進めている.それぞれの国の中核機関とその研究協力者は以下のとおりである.

ドイツ,マックスプランク進化人類学研究所(平成15年度発足)
  • Max Plank Institute for Evolutionary Anthropology (MPIEVA)
  • Michael Tomasello, Department of Developmental and Comparative Psychology
  • Christophe Boesch, Department of Primatology
  • Svante Paabo, Department of Evolutionary Genetics
  • Jean-Jacques Hublin, Department of Human Evolution
アメリカ,ハーバード大学人類学部(平成16年度発足)
  • Deapartment of Anthropology, Harvard University
  • Richard Wrangham, Primatology
  • Daniel Lieberman, Skeletal Biology
  • Marc Hauser, Primate Cognition
  • David Pilbeam, Paleoanthropology
イタリア,認知科学技術研究所(平成18年度発足予定)
  • Institute for Science and Technology of Cognition
  • ISTC-Consiglio Nazionale delle Ricerche (CNR)
  • Elisabetta Visalberghi
  • Giovanna Spinozzi
  • Patrizia Poti
  • Giacomo Rizzolatti (Parma University, Istituto di Fisiologia Umana)

(文責:松沢哲郎)

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