ミャンマーでの鮮新世〜更新世の発掘調査

myanmar_primatesミャンマーでの発掘調査は、1998年から行っています。最初は始新世後半(約3800万年前)の地層で発掘を行っていたのですが、最近は後期中新世~更新世の地層(イラワジ層)を対象とした調査が主になっています。

 

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myanmar_primates鮮新世初頭(約500万年前)、鮮新世後半(約250万年前)、前期更新世(約100万年前)の3カ所からサルの化石がみつかっていて、現在記載作業を行っています。またこれらの霊長類化石が見つかっている地点から共産するほ乳類化石の記載作業を進めています。化石哺乳類化石相は当時の古環境を示す指標であり、また霊長類を含む陸棲哺乳類がどのように進化してきたかを解明することは霊長類の進化史とも密接に関連しています。左の写真では、赤い矢印がサルの下顎歯で、その他はワニの遊離歯化石や骨片などです。

 

 

 

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