日本学術振興会 研究拠点形成事業―A.先端拠点形成型―

心の起源を探る比較認知科学研究の国際連携拠点形成

京都大学霊長類研究所

研究計画PLAN

平成26年度の研究計画

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「共同研究」

[R-1:野生のヒト科大型類人猿を対象とした野外研究]
日独英米がもつ野生の大型類人猿を主な対象とした調査地で、相互に乗り入れて、複数の調査地間の比較研究や情報交換をおこなう。野生チンパンジーでは、西アフリカ・ボッソウ(日本)、東アフリカ・ブドンゴ(英国)、中央アフリカ・グアロウゴ(米国)など。
[R-2:飼育下のヒト科大型類人猿を対象とした実験研究]
国際連携によって日本に導入されたボノボの認知科学研究を推進する。京都大学霊長類研究所で長年の実績がある自動実験装置を海外の動物園などに導入して、チンパンジーなどの霊長類を主な対象として比較可能な研究成果を得るための準備をおこなう。


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「セミナー」

[S-1:日本学術振興会研究拠点形成事業「西アフリカにおける野生チンパンジー研究」]  4月に愛知県犬山市および京都にて、主に西アフリカ・ギニア共和国・ボッソウ周辺でおこなっている野生チンパンジーの調査について情報交換をおこない、今後の国際共同研究の進め方を議論する。
[S-2:日本学術振興会研究拠点形成事業「国際連携による霊長類の比較認知科学研究」]  8月に新潟県妙高市およびベトナム・ハノイにて、国際霊長類学会の機会を利用して国際連携による比較認知科学研究の実施に向けた基礎作りをおこなう。


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「研究者交流」

7月に愛知県犬山市でおこなわれる日本動物心理学会第74回大会および、9月にイギリス・ロンドンでおこなわれる石器使用のワークショップなどの機会を利用して、研究者交流をおこなう。



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