(名鉄犬山駅を東に出て徒歩2分)
各調査地の概要報告を背景にして、発表者の方にご自身の研究を中心に、研究のトピックスをスライドやビデオがあればそれもまじえて紹介していただきます。
マハレ/上原重男(札幌大)、マハレ昼行性哺乳類の生息密度とチンパンジーの狩猟行動
ボッソウ/山越言(京大)、ギニア共和国ボッソウにおけるチンパンジーの研究と保護
ワンバ/古市剛史(明治学院大)、ボノボ:ルオ保護区の過去と未来
ンドキ/黒田末寿(滋賀県立大)、ンドキの森と大型類人猿
カリンズ/橋本千絵(京大)、ウガンダ・カリンズ森林のチンパンジー
ウガラ/伊谷原一(林原自然博物館)、サバンナのチンパンジー
カフジ・ガボン/山極寿一(京大)・松原幹(京大)、ゴリラの野外研究の現状
インドネシア/鈴木晃(京大)、オランウータンの分布と森林火災
コメント:三谷雅純(兵庫人と自然の博物館)ほか
動物園など飼育下の現状と課題、医学研究におけるチンパンジーの果たした役割とその重要性、人と人以外の動物との関わりなどについてご講演いただきます。
吉原耕一郎(多摩動物園)、日本のチンパンジーの現況:国内血統登録から
増井光子(麻布大)、動物園の将来と課題:ズーストック計画から
鈴木宏(東大名誉教授、山梨医科大学前学長)、チンパンジーと医学研究
林良博(東大)、日本における人と動物の関わり:諸外国との比較
各発表者・テーマはこちら。
なおこの時間帯では、ポスター発表のうち動物園関係の発表のいくつかについて、ポスター会場でAV機器を使って口頭で補足説明をいただきます。
石田芳弘(犬山市長)挨拶
西田利貞(京大)、チンパンジーの文化
河合雅雄(兵庫県立人と自然の博物館)、ジェーン=グドールさんの紹介
ジェーン=グドール(JGI)、野生チンパンジーの母と子のきずな
(この講演には通訳がつきます)
ポスター会場で、ポスター発表を見ながら懇親会をおこないます。
1948年11月5日に幸島での野生ニホンザル研究が始まって今年で50年目を迎えました。霊長類研究さらには類人猿研究の軌跡を振り返り、現状を広く展望し、そして野生保全の試みにおける研究活動と行政の接点を考えます。
伊谷純一郎(神戸学院大)、霊長類学・大型類人猿研究ことはじめ
加納隆至(京大)、チンパンジーの分布調査
菊地邦雄(自然環境研究センター)、野生生物の保護とサステイナブル・ユース:アフリカの話題を中心にして
コメント:高崎浩幸(岡山理科大)ほか
ヤン=ファンホーフ(ユトレヒト大)「Chimpanzees in Arnhem colony」
ファンホーフさんはオランダにある世界有数のチンパンジー飼育施設「アーネム・コロニー」の創設者です。アーネムは、彼の弟子であるドゥバールの「政治をするサル」「仲直り戦術」の舞台となったところです。チンパンジーを飼育することの利点とリスクをお話くださいます。
第1日目から引き続き展示するポスター発表です。
濱田穣(京大)、チンパンジーの発育パターン特徴の進化的考察
マイク=ハフマン(京大)、チンパンジーの自己治療行動ー 最近の野外と飼育下の研究
ジェームズ=アンダーソン (スターリング大) 、Primates: Sorting out their selves
竹中修(京大)、Noninvasive sampling for genetic analysis
アレクサンダー=ハーコート (カリフォルニア大)、Gorilla socio-ecology: male vs. female strategies
杉山幸丸(京大)、Socio-ecological variation of chimpanzees: Bossou and other research fields
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