『視線、共同注意、心の理論』─ 共同利用計画研究 PRI Cooperative Research Workshop 日時: 2005年8月1日(月)〜8月2日(火)
8月1日(月) 13:00-13:30 黒木 美紗(九州大):乳児の視線転換に及ぼす情動の影響
―始発的共同注意の獲得の観点から 15:00-16:30 共同利用計画研究「チンパンジーの認知や行動とその発達の比較研究」 16:30-17:00 小沼裕子(中央大)・金沢
創(淑徳大)・山口真美(中央大):乳児の視線知覚における部分処理と全体処理 19:00- 懇親会
8月2日(火) 10:00-10:30 久世濃子(東京工大):オランウータンの凝視行動の特徴と社会的機能 12:00-13:00 昼食&ポスターセッション 13:00-13:30 佐藤
弥(京都大):表情と視線の交互作用:心理学研究と脳画像研究からの知見 14:30-15:00 総合討論
近年、視線の認知とそれに関連するさまざまな問題が、発達心理学、認知心理学、霊長類学など多くの領域で研究されるようになってきた。かつて行われていたような、どの種では視線追従が可能で、どの種ではできないか、とか、何歳になればできるようになるか、という現象面の把握にとどまらず、他の認知機能との関連や、より高次の社会認知機能との関連、さらにはコミュニケーションとの関連など、視線がわれわれの活動に果たす機能とその機構を明らかにしようとする研究も増えてきた。そこで本研究会では、視線認知を足がかりにして、それに関連するであろうさまざまなトピックに焦点をあて、議論を行っていきたい。 また、われわれが推進してきた共同利用研究計画課題「チンパンジー乳幼児期の認知行動発達の比較研究(H13-15年度)」、「チンパンジーの認知や行動とその発達の比較研究(H16年度-継続中)」および関連する研究の成果発表会もポスター形式であわせて行う予定である。 世話人:友永雅己・松沢哲郎・田中正之・吉川左紀子(京都大・教育) または、霊長類研究所 研究助成掛 (Tel. 0568-63-0513 / 0569, Fax. 0568-63-0085)
|