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事業報告事業番号:20-060 国際霊長類学会参加・発表とヨーロッパ研究機関・動物園の訪問・資料収集 報告者:山本 真也 期間:2008/08/01 - 2008/08/14 国際霊長類学会では、チンパンジーをはじめとする霊長類の研究者が世界中から集まり最新の研究成果を発表する。博士後期課程に在籍中である派遣研究者にとって、このような場で自らの研究発表をおこない最新の研究動向を知ることは、視野を広げるために必要なことであり、今後の研究活動に非常に有益である。本学会において、派遣研究者はシンポジウム”Cooperation, reciprocity, responses to inequity”に発表者として招待されており、同様のテーマで研究をおこなっている第一線の研究者たちとさまざまな情報交換をおこなう。また、近年、動物園を研究の場とする動きが国内外で盛んにみられる。ヨーロッパの現状を視察するために、エディンバラ動物園やロンドン動物園をはじめとするイギリスにある複数の動物園やオックスフォード大学を訪問する。ここで得られた経験や情報は、日本での今後の研究・活動に大いに役立つと考えられる。 8月3日から8日まで、スコットランド・エディンバラでおこなわれた第22回国際霊長類学会大会に参加し、研究発表をおこなった。4日のシンポジウム”協力・互恵性・不公平感”において口頭発表(タイトル:「チンパンジーの互恵的協力行動にかんする実験研究」)をおこなった。シンポジウムの参加者をはじめ、世界各国の研究者たちと最新研究の情報交換等をおこなった。
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