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事業報告

事業番号:20-034

第22回国際霊長類学会への参加と発表

報告者:酒井 朋子

期間:2008/08/02 - 2008/08/10

ヒトの知性や行動の基盤を理解するうえで、脳の進化過程をたどることは重要である。申請者は現生霊長類の中でヒトと最も近縁であるチンパンジーの脳発達をMRIで縦断的に調べ、その比較によってヒトの脳の発達様式に特異性があるかどうかを研究している。その中で、今後の研究をさらに進展させるために、スコットランドのエジンバラで開催される第22回国際霊長類学会において、京都大学霊長類研究所のチンパンジー乳幼児の脳発達に関する研究成果を発表し、海外の関連研究者と議論を深め、情報収集を行う必要があったから。

第22回国際霊長類学会でチンパンジー乳幼児の前頭前野の発達に関する研究成果を発表した。海外の霊長類の脳および行動発達の研究に携わる研究者との議論は実りの多いものであった。特に、MRIを用いたチンパンジーの脳の研究において世界的に著名なヤーキース霊長類研究所のHopkins博士からの助言は有意義なものであり、今後の研究に大きな発展をもたらすことが期待できる。そして、大変喜ばしいことに、今回発表したポスター発表は関連研究者に高く評価され、今回の国際霊長類学会のベストポスター賞を受賞することができた。このような栄誉ある賞を賜ることができたのは、三上教授をはじめとする京都大学霊長類研究所の先生方の丁寧なご指導とご鞭撻、スタッフの方々の寛大なご支援とご協力によるものである。心より感謝の意を表させて頂きます。


ダイナミックアース博物館でのレセプション 1
左から西村先生、酒井、三上先生


ダイナミックアース博物館でのレセプション 2
左から酒井、ホプキンズ博士

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