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事業報告
事業番号:24-S009
ボルネオ島サバ州セピロク保存林における野生哺乳類と生息地の観察
報告者: 杉浦秀樹
期間: 2013/3/11 - 2013/3/18
マレーシア・サバ大学は、ボルネオではもっとも生物学研究に力を入れている大学であり、霊長類研究所や野生動物研究センターの多くの研究者の受入機関となっている。この大学のカウンターパートである、ハミド博士、ベルナール博士を訪問し、研究と教育に関する打合せを行った。
また、野生動物研究センターで研究を行っている、セピロク保護林を訪問し、コツメカワウソとネズミヤマアラシの調査に同行した。また、調査地の森林や動物の生息状況を観察すると共に、セピロク村の様子も見ることができた。森林の周辺部ではあるが、森林が良く保全されており、様々な動物が生息していた。また、村のインフラも整っており、治安も比較的良く、研究のしやすい環境であると思う。今後も様々な研究の展開できる調査地の一つであろう。
ここで行われている、オランウータンとサンベアの野生復帰プログラムを視察した。観光と野生復帰の両立という問題を抱えてはいるものの、多くのボランティアや観光客を集め、経済的には成功している。マレーシアにおける、野生動物保護のモデルケースとして参考になった。
Rehabilitation facility for sun bear in Sepilok
Setting a trap of porcupine in Sepilok Forest Reserve
Searching a track by otters along the stream in Sepilok Forest Reserve
HOPE Project<>
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