アフリカ学会第52回学術大会
公開講演会のお知らせ
「アフリカの自然と人の共生をめざして」
日時 2015年5月24日(日) 13:10〜16:30
場所 犬山国際観光センター“フロイデ” フロイデホール(4階)
公開講演会ポスター
◇趣旨
雄大なサバンナのキリンやシマウマ、深い熱帯雨林のゴリラやチンパンジー...わたしたちは、アフリカに対して動物たちの楽園という明るいイメージを抱くと同時に、貧困や紛争、さらには昨年のエボラ出血熱の流行といった極端に暗い印象も持っています。メディアでは、このふたつのアフリカ像がまったく別々の世界のように語られています。しかし、アフリカの農村に出かけてみると、多くの場所ではさまざまな政治的・経済的な困難に直面しながらも、地域の自然の恵みを活かした穏やかな生活が営まれていることがわかります。アフリカを理解するには、人と自然がともにあるということをまず理解しなくてはいけないのではないでしょうか。グローバル化した世界のなかで、遠いようで近い日本とアフリカ。この公開シンポジウムでは、政治・経済学から医学、生物学に至るさまざまな角度から、アフリカにおける自然と人との共生への道を探ってみたいと思います。
◇プログラム
13:10〜13:15 古市剛史(京都大学) 趣旨説明
13:15〜13:40 湯本貴和(京都大学) 「アフリカの森と人々:非木材資源の可能性をさぐる」
13:40〜14:05 竹ノ下祐二(中部学院大学) 「ともに生きる:野生大型類人猿の研究と保護」
14:05〜14:30 佐久間寛(東京外国語大学) 「何が自然で誰が人か:ニジェール西部におけるカバと漁業民の関係から」
14:30〜14:55 安田章人(九州大学) 「護るために殺す? アフリカにおけるスポーツハンティングと地域社会」
14:55〜15:20 門司和彦・北潔(長崎大学) 「アフリカの感染症と生活:今回のエボラ出血熱流行をどう考えるか」
15:20〜15:45 武内進一(日本貿易振興機構アジア経済研究所) 「政治経済の視点から自然と人の共生を考える」
15:45〜16:00 休憩
16:00〜16:30 質疑応答
大会に関するお問い合わせ
〒484-8506 愛知県犬山市官林41-2
京都大学霊長類研究所
日本アフリカ学会第52回学術大会事務局
E-mail : jaas2015(at)pri.kyoto-u.ac.jp [(at)を@と入れ替えて下さい]
電話 0568-63-0278(事務局)、0540(橋本)
日本アフリカ学会ホームページ: http://african-studies.com