研究集会の趣旨:豪雪地域のニホンザルの生態の一側面としての「厳冬期洞窟利用」について、
生態、冬季食性、糞分解生物、自動センサーカメラによる調査法に加え、古生物や洞窟古気候学、
気象学等の複合領域の研究について、相互の研究交流を行うことを目的とする。
日時:2015年3月7日土曜日~8日日曜日
場所:京都大学 霊長類研究所 大会議室
主催:京都大学 霊長類研究所
後援:富山大学理学部・社団法人 日本ケイビング協会・黒部峡谷鉄道株式会社
参加費:無料(研究交流会費は別途有料:18:00から)
問合先:富山大学大学院理工学研究部(理学) 柏木宛( )
3月7日 13時00分~
13:00 「研究集会趣旨」 柏木健司(富山大)
13:05 「ニホンザルの洞窟利用研究の現状」
柏木健司(富山大)・高井正成(京大霊長研)
13:30 「糞からみたニホンザルの冬季食性について」
矢野 航(朝日大)・辻 大和(京大霊長研)
14:00 「サル穴で発見されたヤスデと糞分解過程について」
石井 清(獨協医科大)
14:30 「石筍記録から見る日本海側での気候変動」
狩野彰宏(九州大)
15:00 「自動撮影カメラによる動物観察:ボルネオ島の塩場に集まる動物たち」
松田一希(京大霊長研)
15:30 休憩
15:45 「哺乳類の洞窟利用と化石化過程」
柏木健司(富山大)
16:00 「東アジアにおけるマカク化石の出土状況とニホンザルの起源」
高井正成(京大霊長研)
16:30 「黒部峡谷の積雪と雪崩」
川田邦夫(富大名誉教授)
3月8日 9時00分~
09:00 「ケイビングと学術調査について」
吉田勝次(社団法人 日本ケイビング協会)
09:30 「サル穴から見つかった小型哺乳類化石群集:ネズミも洞内生活していたのか?」
西岡佑一郎(大阪大学総合学術博物館)
10:00 「霊長類における崖の岩棚等の泊まり場選択について」
小川秀司(中京大)
10:30 「総合討論及び今後の調査研究に関して」
柏木健司(富山大)・高井正成(京大霊長研)
ポスター (pdf 396KB)
外部紹介サイト Nature in Hokuriku Region http://www.geocities.jp/kurobekanetsuri/index.html