京都大学霊長類究所
平成13年度学長裁量経費シンポジウム
「今西・伊谷記念霊長類学講義」
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京都大学霊長類研究所・平成13年度学長裁量経費シンポジウム
共催:第2回比較認知科学・国際シンポジウム(京都大学教育研究振興財団)
平成14年2月17日(日)、13:30−17:00
芝蘭会館(京都市左京区東一条西入る北側、電話:075-771-0958)
「今西・伊谷記念霊長類学講義」
社会的認識に関する研究の興隆とその底流にある日本の霊長類学の影響
講演者:フランツ・ドゥバール(リビング・リンクス、エモリー大学、米国)
日本の霊長類学を確立した今西錦司さん(1902-1992)と伊谷純一郎さん(1936-2001)の業績を称えて、「今西・伊谷記念霊長類学講義」と題した講演会をおこないます。講演者は、フランツ・ドゥバールさんです。
フランツ・ドゥバールさんは、チンパンジーをはじめとした霊長類の社会的知性の研究のパイオニアとして高名です。「政治をするサル」(平凡社)、「仲直り戦術」(どうぶつ社)、「利己的なサル、他人を思いやるサル」(草思社)、「ヒトに最も近い類人猿ボノボ」(TBSブリタニカ)といった本の著者としても一般に知られています。
また、2001年に出版された近著”The Ape and the Sushi
Master”は、人間以外の動物における文化を論じた書であり、かつ今西錦司ら日本の霊長類学者の先駆的業績を高く評価し、欧米に広く知らしめています。
ドゥバールさんの講演は15:00から予定しています。それに先立って、西田利貞・松沢哲郎の両名による関連講演が1330から予定されています。なお、1700の講演終了後にささやかな懇親会を予定しています。
入場無料、事前登録は不要で、どなたでも参加できます。ただし、英語の講演に通訳はつきません。
また、席に限りがありますので(約130名)、はやめにご来場いただければ幸いです。
同時に、会場から徒歩5分の京大総合博物館において、今西錦司生誕百年を記念した企画展が開催されています。
また、霊長類研究所のホームページ(http://www.pri.kyoto-u.ac.jp)では、「伊谷純一郎アーカイヴス」と題して、伊谷さんが遺された霊長類学の草創期の貴重な画像・フィールドノートなどを解説付きで公開しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
問い合わせ先:松沢哲郎(京都大学霊長類研究所)
メイル: matsuzaw@pri.kyoto-u.ac.jp
電話: 0568−63−0547
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