日本人研究者による野生ビリヤ(ボノボ)研究は、1972、73年の西田教授による予備調査、1973年の加納教授による広域調査を出発点とし、30年近くにわたって継続的に行われてきました。このたび加納教授が退官を迎えるのを機に、これまでの野生ビリヤの研究によって得られた成果を総括し、今後の展開を考える研究会を企画しました。この研究会では、ビリヤの野外研究に関わってきた人たちが一堂に会することで、ビリヤの過去、現在、そして未来を議論したいと考えています。 (ビリヤ(ボノボ)のホームページへ)
日時:2001年3月17日(土)
場所:京都大学霊長類研究所 大会議室 (交通案内)
午前の部 司会 上原重男 9:30-10:00 西田利貞 ビリヤ研究-事始めの頃 10:00-10:30 Jef Dupain Time budget and diet of Pan paniscus in the wild and in a captive population 10:30-11:00 黒田末寿 ロッキング・ジェスチャー:COME!の見直し 11:00-11:30 榎本知郎 遊び・性・行動の意味論 午後の部 司会 五百部裕 12:30-13:00 古市剛史 ボノボのメスはなぜ消極的?-発情期間と性行動の再検討 13:00-13:30 橋本千絵 ボノボの性行動と集団間移籍 13:30-14:00 伊谷原一 ボノボの集団間関係 14:00-14:30 総合討論 コメンテーター:加納隆至、田代靖子
尚、本研究会終了後、会場を移し、
加納隆至教授 退官記念講演、退官記念祝賀会を行います。
2001年3月17日(土) 15:30~20:30
於:犬山国際観光センター“フロイデ”
(犬山駅より徒歩3分、霊長類研究所より徒歩15分)
お問い合わせ TEL: 0568-63-0545(京都大学霊長類研究所 社会構造分野事務室)