本年度より3年間の予定で、霊長類研究所の共同利用研究・計画研究課題として「ニホンザルの食物選択と採食競合」がスタートしました。初年度にあたり、霊長類の採食生態学の専門家や若手研究者を招いて、今後の課題の推進を目的とした研究会を計画しました。みなさまのご参加をお待ちしております。
問い合わせ先: 〒484-8506 愛知県犬山市官林 京都大学霊長類研究所 社会生態研究部門
Phone: 0568-63-0540, e-mail: matsumur@pri.kyoto-u.ac.jp(松村)
10:10-10:25 上野有理(京都大)「ニホンザル新生児における採食行動の発達(仮題)」
10:25-10:40 ジェームス・ワキバラ(京都大)"Seasonal trends in food and soil consumption among free-ranging provisioned Japanese monkeys at Arashiyama"
10:40-11:20 竹元博幸(京都大)「食物の『選択性』と『二次代謝成分』-チンパンジーの研究から-」
11:20-11:50 討 論
コメント:マイケル・ハフマン(京都大)
12:00-13:00 昼 食
13:00-13:40 岩本俊孝(宮崎大)「栄養摂取、生存と繁殖の限界」
13:40-14:20 中山裕理(北海道大)「体サイズが採食速度と餌選択に与える影響」
14:20-15:00 丸橋珠樹(武蔵大)「群れサイズが群れ間競合に及ぼす影響について」
15:00-15:30 討 論
コメント:中川尚史(神戸市看護大)
15:30-15:45 休 憩
15:45-16:25 今木洋大(山梨県環境科学研究所)「日光・今市地域におけるニホンザルの食性と生息環境」
16:25-17:05 小金沢正昭・奥村忠誠(宇都宮大)「亜高山帯に進出した群れの食性、環境選択と群れサイズ」
17:05-17:20 船越美穂(京都大)「冷温帯に生息するニホンザルの生態と生息環境の保全(仮題)」
17:20-17:50 討 論
コメント:室山泰之(京都大)
世話人: 上原重男、森 明雄、松村秀一、加納隆至、大澤秀行