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事業報告

事業番号:20-061

ボゴールにおけるツパイ類・マメジカ類標本資料調査およびアジア野生動物医学会への参加

報告者:遠藤 秀紀

期間:2008/08/17 - 2008/08/21

インドネシア島嶼地域は多様な哺乳類・霊長類の生息が確認され、その形態学的資料・標本が、同国内に保存されている。今回は、インドネシア・ボゴール農業大学およびボゴール動物学博物館に蓄積されてきた、とくに貴重なマメジカ類およびツパイ類の骨格標本の調査を行い、その地理的変異を把握することを目的として、研究を進めるために派遣を必要とした。また、東南アジアの野生動物を扱う学術団体としてアジア野生動物医学会がつくられている。本年は大会がボゴール農業大学を中心に開催されることが決まり、わが国は複数のセッション・サブグループを同大会で牽引しながら、準備を進めてきた。学会大会のリーダーとして参加し、世界の野生動物学者を、アジアで開催される大会の場で連携させる責任を果たすべく、派遣の機会を得たいと考えた。

ボゴール農業大学とボゴール動物学博物館でツパイ類やマメジカ類の標本検討を行い、東南アジアにおけるこれらグループの変異を把握するための形態学的データを得た。またアジア野生動物医学会に参加し、「コモンパームシベット精巣関連組織におけるステロイド合成酵素とステロイドレセプターに関する免疫組織化学的検討」を発表した。またプレナリーセッションとして「アジアにおける遺体科学と獣医解剖学の未来像」を、口頭セッションとして「ジャイアントパンダの肢端把握機構に関する機能形態学」を発表した。


アジア野生動物医学会総会会場と遠藤


アジア野生動物医学会の討議会場

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