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事業報告

事業番号:20-036

IPSポストコングレスシンポジウムへの参加

報告者:清水 大輔

期間:2008/08/05 - 2008/08/15

申請者が行っているコロブス亜科サルの歯の三次元数量形態解析についての研究をダーラム大学(英国・ダーラム)でおこなわれた国際霊長類学会のポストコングレスシンポジウムで発表し、海外の研究者と議論を交わすため、派遣を必要とした。また、派遣後半には現在共同研究を行っているブラッドフォード大学(英国・ブラッドフォード)のMacho教授を訪問し研究の打ち合わせを行う必要があった。

英国エジンバラで開かれた国際霊長類学会に参加し、その後英国ダーラムで開催されたIPSポストコングレスシンポジウムComparative functional morphology in primatesに参加し、発表をおこなった。IPSポストコングレスシンポジウムでの演題は「Diet or Phylogeny: Morphometric study of dentino-enamel junction in colobine monkeys」であり、Colobus、Piliocolobus、Presbytis、Nasalis、Semnopithecus、Trachypithecusの6属7種のサルの下顎第二大臼歯のエナメル表面形態とエナメル象牙境形態を三次元数理形態解析法により比較した。その上で用いた形質における系統的慣性と機能の影響について論じた。
また共同研究者である英国ブラッドフォード大学のMacho教授と申請者が18年度に助成を受けてナイロビで撮像したCT画像の解析が進んできたので今後の方針について打ち合わせをした。


ポストコングレスシンポジウム会場、ダーラム大学カルマン・ラーニング・センター


ダーラム市中心部のサルたち

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