事業報告

事業番号:20-016

野生オランウータンのオスの社会行動に関する研究

報告者:金森 朝子

期間:2008/06/15 - 2008/06/20

ダナムバレー森林保護地域で野生オランウータンの調査を2004年より開始して4年が経過した。これまでの研究内容をまとめる作業と平行して次の調査の準備を行う必要があった。これまでに申請していた調査期間が2007年に終了してしまったので、新たに2008年から2011年までの3年間分の調査許可書と調査用ビザを発行するために渡航した。

調査許可の申請は2008年2月から申請手続きを開始していた。5月に入ると、手続きが終了したので許可証を受け取りにくる内容の知らせを受けたので6月に渡航した。最初に、首都クアラルンプールに近いマレーシアの行政新首都プトラジャヤにある Economic Planning Unit (EPU)に行き、調査許可証を受け取った。
翌日はボルネオ島サバ州にあるコタキナバルに移動し、調査用のビザを申請するために必要な書類や各役所から発行される推薦状を集めるために奔走した。その合間に、サバ野生生物局に所属するカウンターパートであるTitol Peter Malim氏、サバ大学に所属するカウンターパートであるDr, Henry Bernard氏に挨拶に伺い、これまでの調査結果の報告と再び調査を開始する予定を伝えた。


プトラジャヤにあるEconomic Planning Unit

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