事業報告

事業番号:19-049

野生ボノボの保護に関する国際ワークショップに参加

報告者:古市 剛史

期間:2008/03/11 - 2008/03/15

コンゴ民主共和国ワンバ地区では、内戦によって1996年以来中断を余儀なくされていたボノボの研究が、最近各地で再開している。新しい調査地も次々に開拓され、それぞれの地域で、さまざまな研究と保護の遂行上の問題が起こっている。これらの地域で活動する研究者、保護関係者が集まって情報を共有し、それぞれの問題点とその解決策について討論を行う必要があった。また、今後そういった情報の共有を維持するためのシステム作りを急ぐ必要もあった。

3月12日、15日:首都キンシャサで、野生ボノボの研究と保護が行われている全てのサイトの代表者が集まるワークショップが開催され、各サイトの現状に関する報告、保護を推進する上でとくに障害となっている問題についての討論、サイト間での情報共有のシステム作り等についての議論を行った。3月13日、14日:ボノボの研究・保護活動で協力関係にある生態森林研究所のMwanza Ndunda氏、Max Plank研究所のBarbara Fruth氏、Lukuru Wildlife ProjectのJo Thompson氏、African Wildlife FoundationのJef Dupain氏らと、個別の研究連絡と協議を行った。3月13日、14日:環境省自然保護研究所主催のCocoCongoという国際シンポジウムにも参加し、関係省庁の役人らと今後のボノボの保護活動の進め方などについて議論を行った。


CocoCongo symposium

HOPE Project<>