事業報告

事業番号18-055

アジア野生動物医学学術集会参加ならびにヤンゴン動物園で共同研究

報告者:木村 順平

期間:2006年10月25日 〜 2006年11月4日

タイ:アジア野生動物医学会学術集会が開催された。またミャンマー:ヤンゴン動物園にてマメジカの繁殖に成功し、また、アルビノの個体が出生した。

10月25日〜29日の間はタイのバンコクにて主にアジア野生動物医学会の設立に関わる会議ならびに第2回アジア野生動物医学学術集会に実行委員として開催作業ならびに研究発表を行い、アジア各国の野生動物医学関係者と意見・情報交換を行った。10月30日?11月3日の間はミャンマーを訪れた。ヤンゴン動物園にて死亡したマメジカの解剖学的な観察、すなわち、各種唾液腺の位置、新生子における複胃の発達度合いの確認、アルビノ個体の解剖学的特徴等について動物園主任獣医師Dr.Winらと共同で検討した。また、ヤンゴン大学理学部動物学教室の教員らとマメジカの生物学、生態、繁殖などについての共同研究打ち合わせを行った。


アジア野生動物医学会設立に関わる会議(於:Chulalongkorn University)
 花瓶から時計回りにDr. Junpei Kimura (Nihon University, Japan) , Dr. Khin Maung Win (Yangon Zoological Garden, Myanmar), Dr. Tokuma Yanai (Gifu University, Japan), Dr. Jason S.C. Chin (Taipei Zoo, Taiwan), Dr. Karn Lekagul (Dusit Zoo, Thailand), Dr M. Tenguku Rinalfi Putra Tengku Azizan (Universiti Putra Malaysia , Malaysia), Dr. Srihadi Agungpriyono (Bogor Agricultural Univ., Indonesia), Dr. Worawut Rerkamnuaychoke ( Kasetsart University,Thailand)


ヤンゴン動物園にて出生したアルビノのマメジカ


死亡アルビノ個体の解剖学的観察 ヤンゴン動物園主任獣医師Dr.Winらと

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