事業報告

事業番号18-051

第2回アジア野生動物医学会大会発表、およびタイに生息する野生哺乳類の標本確認

報告者:佐々木 基樹

期間:2006年10月25日 〜 2006年10月29日

タイに棲息するタケネズミやツパイなどの野生動物臓器のホルマリン液浸標本がカセサート大学獣医学部解剖学教室に保管、管理されている。この中で本研究の解析に使用できる標本の確認をおこない共同研究者と今後の研究の具体的プランニングを確立するために今回の研究は必要不可欠であった。

東南アジアに広く棲息するマメジカの精巣における性ステロイドホルモン合成酵素と性ステロイドホルモンレセプターの局在に関する繁殖生理学的研究発表を、タイチュラロンコン大学で開催された第2回アジア野生動物医学会大会においておこなった。また、チュラロンコン大学において、共同研究者であるタイ、カセサート大学のRerkamnuaychoke博士、インドネシア、ボゴール農業大学のAgungpriyono博士と今後のタイおよびインドネシアにおけるシベット、センザンコウ、そしてリスといった野生動物の繁殖生理学的研究に関する打ち合わせをおこなった。さらに、カセサート大学獣医学部解剖学教室標本庫に保管、管理されているタケネズミやツパイなどのホルマリン液浸標本の保管状況の確認をおこない、研究解析に使用できる標本の選別をおこなった。


共同研究者のカセサート大学Rerkamnuaychoke博士と本人(チュラロンコン大学にて)

 


カセサート大学獣医学部解剖学教室の標本収蔵庫

 

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