事業報告
事業番号18-035
サバンナヒヒのメスの発情同期の解明
報告者:松本 晶子
期間:2006年9月4日 〜
2006年9月19日
アメリカ
ミネソタ大学には、調査初期から現在にわたる、ゴンベ国立公園に生息するアヌビスヒヒの個体情報と発情記録が紙面で保管されている。この記録を収集する。調査初期の記録は30年以上が経過しているため、紙面の傷みが激しい。また、記録用紙は複数の色が使われているため、通常の複写機が使えない。そこで、デジタルカメラを用いて記録用紙を複写するために現地に行く必要があった。
9月4日から10日の期間、ミネソタ大学に滞在し、3群について、それぞれ30年間の記録をデジタルカメラで収集した。また、昨年度収集したデータを予備分析した結果をもとに、Packer博士らと今後の分析方法について検討をおこなった。 9月10日から14日の期間、ハーバード大学に滞在し、今後の分析に必要な食物環境のデータについて分析の進行状況を確認した。研究発表の時期等について打ち合わせをおこなった。また、ハーバード大学で発情同期の解明に関するセミナー発表をおこなった。 9月14日から18日の期間、ラトガース大学に滞在し、サバンナヒヒの共同研究者のもとにある資料を収集し、発表予定原稿についてのチェックをおこない、今後のスケジュールを打ち合わせた。

University of Minnesota, Ecology, Evolution, and Behavior building

The seminar at Dept. Anthropology in Harvard University

Rutgers University
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