事業番号:18-033
ドイツ霊長類センターおよびベルギー・カトリック大学との研究交流
報告者:三上章允
期間:2006年11月14日―23日
訪問先:(1)Katholieke Universiteit Leuven, Bergium、(2)Deutsches Primatenzentrum, Goettingen, Germany
ベルギーのリューベン市にあるカトリック大学(Katholieke Universiteit Leuven)医学部の神経生理学研究部門を訪問し、3人の教授(Prof. Guy Orban, Prof. Rufin Vogels, Prof. Peter Janssen)およびそれぞれの研究室の研究スタッフと研究交流を行った。また、セミナーを行い、神経生理学研究部門の全研究者に霊長類研究所およびHOPEプロジェクトの簡単な紹介を行うとともに霊長類研究所・行動発現分野における神経生理学的研究とその成果について説明した。神経生理部門は1年前に新しい施設に移転したところで動物用の廊下とヒト用の廊下を並行に配置し、ヒト用の廊下の横にヒトが入る実験室、その奥にサルの入る実験室、さらにその奥に準備室、準備室の奥に動物用の廊下という配列で10近くの実験室が並んでいた。それぞれの実験室に十分なスペースが用意されており、ヒトと動物の経路の分離という点でも良く工夫されていた。MRIは新しい装置を入れるための工事中であったが、工事が進行する横で機能MRIの実験を継続していた。ここでは動物を用いた機能MRIの研究が軌道にのっていた。
ドイツのゲッチンゲン市にあるドイツ霊長類センター(Deutsches Primatenzentrum, DPZ)を訪問し、2人の教授(Prof. Stephan Treue, Prof. Prof. Uwe Jurgens)およびそれぞれの研究室の研究スタッフと研究交流を行った。また、セミナーを行い、霊長類研究所およびHOPEプロジェクトの簡単な紹介を行うとともに霊長類研究所・行動発現分野における神経生理学的研究とその成果について説明した。Prof. Jurgens の研究室はリスザルの音声を研究しており、ケージ内で自由に動き回るリスザルから、無線で音声と細胞活動を同時記録し解析するための自作の装置を工夫していた。Prof. Treueの研究室はアカゲザルを使用しており、外のケージとつながった大きな飼育設備を持っていた。動物の廊下とヒトの廊下を分離する配列はベルギーで見たものと同じ方式であった。また、1階は動物実験用、2階はヒトの心理物理学的研究室、居室、セミナー室と、1階と2階で動物とヒトを分離していた。ドイツの冬は気温が下がるので大きな飼育兼実験施設の建物の中央に道を造り、建物内を車で移動して機材や飼料を運搬する工夫をしていた。
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Prof. Guy Orban (Katholieke Univ. Leuven)
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Prof. Rufin Vogels (Katholieke Univ. Leuven)
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Prof. Peter Janssen (Katholieke Univ. Leuven)
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Dr. Claire Wardak working with MRI (Katholieke Univ. Leuven)
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Seminar in Katholieke Univ. Leuven
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Director of DPZ: Prof. Stepan Treue
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Prof. Uwe Jurgens (DPZ)
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Paths between inner cages and outer cages (DPZ)
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Wooden blockes in an outer cage (DPZ)
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Buildings for macaques and marmosets (DPZ)
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a path inside the bulding (DPZ)
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OUter cages for macaque monkeys (DPZ)
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OUter cages for macaque monkeys (DPZ)
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OUter cages for macaque monkeys (DPZ)
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OUter cages for macaque monkeys (DPZ)
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OUter cages for macaque monkeys (DPZ)
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HOPE Project<>
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