事業報告
事業番号18-002
HOPEワークショップ「人間の進化の霊長類的起源」での講演発表
報告者:林 基治
招へい者:Eberhard Fuchs
期間:2006年11月5日〜2006年11月12日
先端研究拠点事業「人間の進化の霊長類学的起源」のワークショップに招き、また京都大学霊長類研究所共同研究を行うためである。招へい依頼者は、2005年先端技術拠点事業により、ドイツ霊長類センターヘ赴き招へい者とツパイの脳に関する共同研究を行った。今回日本において、招へい者のワークショップにおける講演およびマーモセットを使用した共同研究に関する情報交換のために、招へいすることとした。
招へい者はドイツ霊長類センターにおいてツパイ、マーモセットの脳を用いてストレスや発達老化の研究を推進しているこの分野における世界的に著明な研究者である。2005年招へい依頼者はドイツ霊長類センターに赴き、マカクサルの脳の発達と老化について講演するとともに、センターにおけるサルの飼育や研究内容に関して情報交換をおこなった。更に招へい者よりツパイの脳の提供を受け、神経解剖学的研究を行った。今回招へい者は、名古屋で開催された先端研究拠点事業ワークショップで「ストレスと海馬の可塑性」という題目の講演を行い、また霊長類研究所でドイツ霊長類センターについてセミナーを行うと共に、ツパイやマーモセットの脳の発達と老化に関する共同研究の打ち合わせを行った。


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