日本学術振興会先端研究拠点事業
第1回HOPE国際ワークショップ

「進化の隣人たち:遺伝子から心まで」

期日:2004年3月6日(土)0900-1230・7日(日)0900-1730
場所:京都大学時計台記念ホール・2階

主催:HOPE「人間の進化の霊長類的起源」プロジェクト
(京都大学霊長類研究所・マックスプランク進化人類学研究所共同事業)
協賛:
21COE「生物多様性研究の統合のための拠点形成」(京都大学理学研究科生物科学専攻)
21COE「心の働きの総合的研究教育拠点」(京都大学心理学連合)
21COE「心とことば:進化認知科学的展開」(東京大学総合文化研究科)

3月6日(土曜日)
0900-0920 オープニング
0900 開会挨拶、茂原信生、京大霊長類研究所所長
0910 来賓祝辞、尾池和夫、京大総長
0915 来賓祝辞、小野元之、日本学術振興会理事長
 
0920-1050 セッション1 HOPEプロジェクトと展望(座長:ウィリアム・マグルー)
0920 松沢哲郎(京大霊長類研究所)
 HOPEプロジェクトのめざすもの
0950 フランツ・ドゥバール(エモリー大学)
 「リビング・リンクス紹介」:人間と動物の二分法を超えて
1020 リチャード・ランガム(ハーバード大学)
 「キバレ・チンパンジー・プロジェクト紹介」
1050-1100 休憩
 
1100-1230 セッション2 言語と認知(座長:藤田和生)
1100 西村剛(京大霊長類研究所)
 チンパンジーの喉頭下降
1130 林美里(京大霊長類研究所)
 チンパンジーの対象操作の発達
1200 松野響(京大霊長類研究所)
 チンパンジーによる運動の視覚探索
1230-1400 <昼食:ランチ・ミーティング、京大時計台レストラン>
 
 
3月7日(日曜日)
0900-1100 セッション3 比較認知科学 (座長:友永雅己)
0900 ニック・マルケイ(マックスプランク進化人類学研究所)
 類人猿におけるトラップ・チューブ・テスト:もうひとつのアプローチ
0930 ジュリアン・ブリューアー(マックスプランク進化人類学研究所)
 チンパンジーとイヌは他者の視点に立つことができる
1000 サラ・ダンフィーレリー(ミシガン大学心理学部)
 チンパンジーにおける「心の理論」:比較研究から見えてきたもの
1030 平田聡(林原類人猿研究センター)
 チンパンジーにおける協力行動
1100-1110 休憩
1100-1240 セッション4 ゲノム(座長:竹中修)
1110 藤山秋佐夫(国立情報研)
 チンパンジーゲノム研究の最近の進展について
1140 斎藤成也(国立遺伝研)
 Silver Project:ヒトと類人猿のゲノム配列同時比較解析
1210-1320 <昼食:ランチ・ミーティング、京大時計台レストラン>
1320-1450 セッション5 生理・脳・化石(座長:林基治)
1320 牛田一成(京都府立大学)
 腸内細菌叢の比較ゲノム解析
1350 大石高生(京大霊長類研究所)
 チンパンジー死後脳の利用
1420 諏訪元(東京大学)
 人類化石の最近の話題
1500-1600 セッション6 野外研究と野生保全 (座長:山極寿一)
1500 マイク・ハフマン(京大霊長類研究所)
 霊長類の自己治療行動から人間の伝統医療まで
1530 ドラ・ビロ(オックスフォード大学)
 野生チンパンジーの死と死児の世話
1600 エリザベッタ・ビザルベルギ(イタリア認知科学認知工学研究所)
 野生キャプチンの道具使用:ジレンマの解決のしかた
1630 竹ノ下祐二(京大理学研究科)
 ガボン・ムカラバドゥドゥ国立公園の類人猿の生態調査、人づけ、保護の現状
1700 山越言(京大地域研究研究科)
 西アフリカの農村環境におけるチンパンジーの保全:ギニア共和国ボッソウの事例から
1730 閉会挨拶
ディスカッサント: ジョン・ミタニ、上原重男、橋本千絵、渡辺邦夫、川本芳、景山節、中務真人
(順不同)
   

来聴歓迎、入場無料、事前登録は不要です。ただし発表はすべて英語で、通訳はありません。

連絡先:京都大学霊長類研究所・共同利用研究掛(電話:0568-63-0567)
電子メイル hope@pri.kyoto-u.ac.jp  ホームページ http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/hope/