香田　啓貴（こうだ　ひろき） 修士（理学） 2001年3月　京都大学理学部卒業 2001年4月　京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程入学 2003年3月　同修了 2003年4月　同博士後期課程進学 2005年6月　同退学 現在　京都大学霊長類研究所流動部門　助手

■研究内容

霊長類の音声コミュニケーション


＜業績リスト＞

■論文

1. Koda, H. (2005) Flexibility and context-sensitivity during the vocal exchange of coo calls in wild Japanese macaques (Macaca fuscata yakui). Behaviour 141(10), 1279-1296.
2. Koda, H., Masataka, N. (2002) A pattern of common acoustic modification by human mothers to gain attention of a child and by macaques of others in their group Psychological Reports, 92(2), 421-422.

■学会発表など

1. Koda, H., Shimooka, Y. Sugiura, H. (2005) Do wild Japanese macaques modify their rate of contact calls in response to the environment? IX International Mammalogical Congress (Aug. 2005. Sapporo, Japan)
2. Oyakawa, C., Koda, H., Tanaka, T., Sugiura, H. (2005) Variability in the duet of wild agile gibbons. IX International Mammalogical Congress (Aug. 2005. Sapporo, Japan)
3. 香田啓貴, 下岡ゆき子, 杉浦秀樹 (2005) 野生ニホンザルにおける発声頻度の地域差. 第21回日本霊長類学会 (2005年7月, 倉敷)
4. 親川千紗子,香田啓貴,田中俊明,杉浦秀樹 (2005) アジルテナガザルのデュエットにおける変異性. 第21回日本霊長類学会 (2005年7月, 倉敷)
5. 香田啓貴, 下岡ゆき子, 杉浦秀樹 (2005) 野生ニホンザルにおける発声頻度の地域差. 京都大学21世紀COEプログラム「生物多様性研究の統合のための拠点形成」研究成果発表会 (2005年2月, 京都).
6. 　Oyakawa, C., Tanaka, T., Koda, H. (2004) Variability in the duet of wild agile gibbons. Primate Research Institute, Kyoto University 21cCOE International Symposium: 「Recent Perspectives on Diversity and Evolution of Primates」 (Mar. 2005, Inuyama, Japan).
7. Sri Kantha, S., Koda, H. and Suzuki, J. (2004). Basic rest activity cycle(BRAC) rhythm and vocal repertoires of owl monkeys(Aotous sp.) The 20th IPS Congress. (Aug. 2004. Torino, Italy). Folia Primatologica 75(supplment 1) p. 417.
8. 香田啓貴 (2004) ニホンザル音声が同所的に生息するニホンジカに与える効果. 第20回日本霊長類学会 (2004年7月、犬山）
9. 香田啓貴 (2003)　シカとサル−異種間コミュニケーションは成立するか？　日本哺乳類学会2003年度大会自由集会「信号と情報の伝播：個体から個体、世代から世代、種から種へ」 日本哺乳類学会2003年度大会 （2003年9月、盛岡）.
10. 香田啓貴 (2003)　異なる情動価で発せられたヒト乳児音声の音響的特徴−予備報告：ヒト成人での先行研究との比較研究. 日本心理学会第67回大会 （2003年9月、東京） 日本心理学会第67回大会発表論文集：1171.
11. 香田啓貴 (2003). 音声交換の不成立時に見られる、ニホンザルの音声強調. 京都大学霊長類研究所共同利用研究会 「ヒトを含む霊長類の聴覚と音声」 （2003年3月, 犬山）
12. 香田啓貴 (2002) ニホンザルにおけるコンタクトコールの繰返し発声の音響的な変化とその効果 第21回日本動物行動学会 (2002年11月、東京）.
13. 杉浦秀樹, 田中俊明, 松原幹, 半谷吾郎, 早石周平, 早川祥子, 香田啓貴, 室山泰之, 揚妻直樹, 相場可奈, 小山陽子, 柳原芳美 (2002) 屋久島における野生ニホンザルの個体数・出産率の変動. 日本哺乳類学会2002年度大会 (2002年10月, 富山) プログラム・講演要旨集 : 136.
14. 香田啓貴・泉明宏 (2002) ニホンザル発情メスの飼育者に対する発声. 第18回日本霊長類学会(2002年7月、東京）.
15. Koda, Hiroki. (2002). How Japanese macaques modify acoustic features of their vocalization according to the response by the other individuals. 　　The 2nd International Symposium on Comparative Cognitive Science "Social transmission of knowledge". (Feb. 2002, Inuyama). Program and　Abstracts p. 56.
16. 香田啓貴 (2001) ヤクシマザルのクーコールの連続的な発声時における音響的な変化. 第20回日本動物行動学会 （2001年11月、京都）.

■その他雑誌

1. 香田啓貴 (2004) サルの「ことば」に耳を傾ける. なきごえ 40: 3.
2. 香田啓貴、竹本博幸、山根明弘 (2003) 自由集会記録：「信号と情報の伝達：個体から個体、世代から世代、種から種へ」. 哺乳類科学 43(2):153-154.