寄附研究部門「福祉長寿研究部門」の概要
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設置年月日 (寄附受入期間) |
平成19年8月1日 (平成19年8月1日から平成24年7月31日まで) |
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大学名(部局名) | 京都大学(霊長類研究所 ) | ||||||||||
寄附研究部門の名称 | 福祉長寿研究部門 | ||||||||||
寄附者 | 株式会社 三和化学研究所 代表取締役社長 山本一雄 | ||||||||||
寄附者の概要 |
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寄附予定額 | 総額 150,000,000 円 | ||||||||||
寄附方法 | 分割寄附 | ||||||||||
寄附の時期 | 平成19年8月、平成20年8月、平成21年8月、平成22年8月、平成23年8月に各3,000万円寄附を受ける。 | ||||||||||
担当教員 | 伊谷 原一 客員教授(時間雇用) 友永 雅己 准教授(兼任) 森村 成樹 助教(特定有期雇用教員) 藤澤 道子 助教(特定有期雇用教員) |
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研究目的等 | 霊長類の福祉と長寿に関する飼育実践研究をおこなうことを目的とする。 | ||||||||||
研究内容等 | 人間の本性を理解するうえで、人間とそれ以外の霊長類の比較研究は重要である。とりわけチンパンジーは人間と最も近縁で、法令上「ひと科チンパンジー」と規定されており、寿命も長い。そこで現代社会が直面する課題としての高齢化・老化とそれに随伴する福祉の問題について、サンクチュアリ(保護区、熊本県宇城市)に飼育されているチンパンジーを主要な対象として、人間を含めた霊長類における比較研究をおこなう。 | ||||||||||
研究課題等 | 人間の本性を知るうえで発達加齢に伴う現象の解明は必須であり、福祉向上の方策の探求は重要だが、現有組織の構成として霊長類研究所にはそうした課題に焦点 をあてた研究部門はない。本寄附研究部門の設置により、新しい学際的な研究分野が開拓されるとともに、発達加齢とくに老化と福祉に焦点をあてた研究の萌芽 が育成され、霊長類の総合的な研究をめざす本研究所の研究機能が増強される。本研究所には、人間を含めた霊長類の乳幼児期の認知機能の比較発達に焦点をあてた寄附研究部門が平成18年度に発足している。「福祉長寿研究部門」を新設することにより、チンパンジーの福祉と長寿に関する基礎的研究を通じて、人間 を含めた霊長類の発達加齢現象を解明し、高齢化や福祉といった現代社会の抱える課題を考えるうえで重要な基礎的研究資料を得ることができる。それによって、人間の本性の理解につながる総合的な霊長類研究をさらに推進することが期待される。 |